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石鎚いのししカレー

獣臭さがポークとは大きな違い

国民宿舎 古岩屋荘

愛媛県上浮穴郡久万高原町直瀬

四国と言えば遍路。四国八十八ヶ所の霊場を巡る旅には、古くからの伝統や人々の想いなどが詰まっているようで、とてもロマンを感じる。ずいぶん前に遍路をして、一応すべて回って結願・満願しているけど、何度でも周りたくなるほど、そのロマンに魅了されている。今回も夏休みを利用して四国をぐるっと回ることにしたけど、さすがにすべて周るほどのスケジュールはなかったので、いくつかの霊場だけまわってプチ遍路気分を味わってみた。その途中、岩屋寺の近くにある古岩屋温泉に立ち寄って温泉と食事をすることにした。レストランは目の前の巨大な奇岩を眺める絶景ポイントにあった。雰囲気のとてもいいレストランだけに、料理にも期待してしまう。メニューはけっこう豊富で麺類から定食まで、いろいろ揃っている。とても山の深いところなので、それっぽいものを探すと、「石鎚いのししカレー」というのを見つけたので、それをチョイス。丸い平皿にライスとカレーが半分ずつ、そのご飯の陸地の上に猪の肉と思われる、ひと口サイズの塊がいくつから並んでいた。さっそくその肉を口に入れてみる。竜田揚げのような感じだけど、肉がかなり硬い。弾力はそこそこあるけど、ボソボソとした感じで思っていた以上に臭みがあった。あまり美味しくは感じないが、独特の風味があるので、好きな人にはたまらないのだろう。カレーにもいのししの風味が付いているのかと思ったけど、どうも普通のカレーっぽい。そんなに辛くもなく甘くもない。スパイシーさが足りない感じなので、普通のジャパニーズカレーって感じ。それとごはんがボソボソ。カレー用にボソボソにしているのか、それても炊くのに失敗したのかは不明だけど、何だかなぁって感じ。でも、けっしてマズいわけでもなく、いたって普通ってところ。
2018.08