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刺身盛り合わせ

市場ならではの豪快な盛り付けを贅沢に味わう

翁長鮮魚店

沖縄県那覇市松尾(仮設・第一牧志公設市場内)

沖縄に行くと毎度立ち寄りたくなるのが国際通りから一歩入った平和通りやむつみ橋通りなどのアーケード街。別に目的があって行くのではなくプラプラと歩いて楽しんだりしていて、たまに惹かれたものを買ってしまったりと。あのカオスな雰囲気がとっても好きです。そしてさらにあの中にある公設市場も沖縄の台所感が溢れていて好きですね。そんなわけで市場に行こうと思っていたのだけど、そーいや移転するとかなんとかって話があったなぁと思いだした。そして行ってみるとやはり工事中だったけど、仮設で別の場所で営業中とのこと。すぐ近くだった。そしてプラプラと歩いていると鮮魚店の前で「こんなのどうですか」って差し出された刺身についつい惹かれてしまった。ついさっき食事を済ませたばかりなのに、この魅力的な盛り合わせはたまらない。思わず「じゃあ、これを」と、差し出されたものよりもさらに盛り付けの多いものを注文してしまった。この市場では購入したものを二階の食事処で調理してくれその場で食べられる。今回は刺身なのでそのままいただき、あとついでにオリオンの生ビールを注文。いやはやこの贅沢、たまらんね。豪華な舟盛には夜光貝やエビ、マチ、イラブチャーなどが盛られている。夜光貝は超巨大なサザエみたいな貝。かなり固めのコリコリとした食感がいいよね。サザエほど癖は強くなく淡泊な感じもまた素朴でいいよね。あと旨かったのはイラブチャー。ナンヨウブダイというブダイの仲間。綺麗な青く、頭の不格好に大きい魚。まさにザ・熱帯魚みたいな魚。これが身は柔らかいのにしっかりと噛まないといけないような歯切れの悪い食感なんだけど、しっかりとした旨味があって、生ビールに合うんだよね。エビも大きくてプリプリだったし、カツオやマグロもうまかった。美味しいものはどんどん入るって感じで、あっという間に平らげてしまった。刺身は季節によって変わってくるので、また別の機会にも立ち寄ってたべてみようっと。
2021.01