琉球王国日帰り旅

4 Jan. 2021

天気	曇りのち雨
気分・体調	歩き疲れたけど楽しかった
所在地	羽田・那覇の往復
移動距離	138km + 1968miles

• 早朝の真っ暗な羽田空港

  

  今朝はまだ星空の見える早朝に羽田空港にやってきた。昨日まで鹿児島にいたのだけど、関東に戻ったらめちゃくちゃ寒いので、たまらなく暖かい地方に出かけてみることにした。今回は常夏の沖縄。さすがに向こうは寒くはないだろう。

• 南国の島が見えてきた

  

  夜明けとともに離陸。東京は晴れていたけど、途中はずっと雲に覆われていて、下界は真っ白。つまらないので映画を観てた。そして映画も終わると外の景色は一変、青い海と緑の島。いよいよ沖縄が近づいて来たみたいだぞ。

• 蒸し暑いぞ沖縄

  

  那覇空港に到着すると、暖かいどころか、けっこう蒸し暑い。上着は荷物になるので持ってこなかったけど、確かに要らないね。今日は晴れたり曇ったりって感じかな。午後は雨になるとのこと。さっそくゆいレールに乗って沖縄観光開始。

• 昔は海岸だったそうな

  

  旭橋で降りてとりあえず国際通りに向かった。するとビルの横に巨大な岩を発見。仲島の大石と言うらしい。波の侵食が見られるけどそれもそのはず、この辺りは昔は海だった。大正初期までに埋め立てられたらしいが、この岩は退けなかったのね。

• 沖縄の鉄道の歴史とは？

  

  その石の手前にも何やら遺構があるみたい。近づいてみるとそれは那覇駅跡とのこと。那覇駅？なんと大正初期から第二次世界大戦終戦直前までここには鉄道があったんだって。戦後整地され何もなかったけど、最近になって発掘されたらしい。

• やはり定番の沖縄そば

  

  とにかく腹が減った。まだ早いので営業している店がない。と、思ったら24時間営業のどん亭を発見。さっそく沖縄そばを注文。牛丼屋のソバだけど、これがけっこう美味い。軟骨ソーキもトロトロ。かつおだしも効いていて濃いめの味が好みだし、ボリュームもあるぞ。

• 豪快な刺身盛りで乾杯

  

  国際通りをプラプラして牧志の新しいというか仮設の市場を覗いていたら、美味そうな刺身と店員の言葉に釣られてしまった。今さっき沖縄そばを食べたばかりなのに。せっかくなので生ビールも加えて昼から贅沢なちょい呑みだ。夜光貝やイラブチャー、マチなど、ボリュームもたっふり。いやはや贅沢で幸せ。

• 凸凹とした歩きづらい道

  

  お腹も満たしたところで運動せねば。ということで散歩をすることにした。とりあえず首里城方面に行ってみよう。途中で「金城町石畳道」というのを発見。行ってみることに。そこには急な坂道が石畳になっているのだ。すげぇ風情がある。石灰石が敷き詰められているんだけど、でこぼこしてめちゃくちゃ歩きづらい。コケないようにしっかりと歩かなきゃ。

• 昔の人の共同井戸だ

  

  石畳道の途中には古民家の休憩所があり、その隣に「金城大樋川」という共同井戸があった。ちなみに「カナグスクウフヒージャー」と読むらしい。水道が普及した今でもチョロチョロと水が流れていた。それにしても大がかりというか、この石積みの文化はその重厚感に圧倒されちゃうよね。

• 礼儀正しい国の門

  

  それにしても坂がきつい。石畳で歩きづらい上に急な坂だったからね。そして登りきると首里城の玄関口、有名な「守礼の門」があるぞ。とにかく煌びやかな美しい門だよね。実は沖縄は何回か来ているけど、首里城に来たのはまだ三回目。最初に来たときはボロだったけど、今は赤くて綺麗だね。

• いよいよ城郭の中へ

  

  そして城郭の中へと入っていく。ここは歓会門。本州では見られない独特の石積みが琉球らしいよね。滑らかというかエレガントな雰囲気。それにしても今日は観光客がほとんどいない。土産物屋もカメラマンもレストランもどの施設も営業しているので、みんな暇そうにしていたぞ。

• 急いで修復中

  

  さてだいぶ中までやってきたけど、残念ながらこの先には建物がほとんどありません。何しろ火災で焼けてしまったからね。正殿がないので今回はここまでにしておこう。工事の方がいっぱいいたけど、建物はまだ骨組みもできていない様子なので、復旧にはまだまだ時間がかかりそうだ。

• 見晴らしがいいぞ

  

  首里城は高台にあるので周辺を見渡せて本当に景色がいいぞ。標高差があるので、ここまで歩いてくるだけで汗だくになってしまったけど、風が心地いい。天気は晴れたり曇ったりだけど、気温が20度ぐらいあるのでとにかく暖かい。とにかく汗だくだったので、景色をみながらまったりだ。

• 円鑑池と弁財天堂

  

  首里城を下りていくと池が見えてきた。円鑑池というらしい。そこにお堂もある。その反対側には円覚寺というお寺もある。お寺の方は門が閉まっていたので入れなかった。その先には暇そうなタクシー運転手。観光客がいなくて大変なのだそうな。安く案内するよと言われたけど、今日は散歩したいだけなので。

• チョンチョンガー

  

  また住宅街を抜けて歩き続ける。それにしてもアップダウンが激しいねぇ。所狭しと住宅が並ぶ様もまた沖縄っぽい印象。すると道路脇に小さな丸い土管跡のようなものを発見。看板が出てたので見ると「チョンチョンガー」と書かれている。名前が面白いけど、水がチョンチョンとしたたり落ちる井戸だったそうな。宅地造成で今は消滅してしまったらしい。

• やっぱりステーキが食べたい

  

  途中でスーパーで買い物をして牧志まで歩いてきたところで、雨がポツリポツリ。もう夕方だし、何か食事してから帰ろうかな。ということで最後のシメはステーキですよ。といっても「やっぱりステーキ」だけどね。実は前々から気になりつつも初めての来店。安くてお腹いっぱいのステーキだけど、すげぇ旨かったし、お腹がいっぱいだ。

• ラウンジで一休み

  

  今日は散歩がしたかっただけなので、日帰りです。なので牧志からゆいレールに乗って那覇空港に到着。まだ時間が早いのでラウンジで休憩。マンゴージュースがうまい。汗かいて喉が渇いていたので、こりゃありがたい。ということでジュースのみまくり。フライト前にトイレに行かなきゃだな。

• 雨がザーザー

  

  そしていよいよ羽田空港に向けて出発。沖縄は雨がザーザーになってしまった。今日は傘も持っていなかったのでぎりぎりセーフって感じ。一日で35000歩ぐらい歩けたので年末太りも少しは解消できたかな。ということでこれから寒い関東に戻ります。明日から仕事なので、リフレッシュできたので頑張るぞ。