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幻のらーめん 豚骨醤油味

濃い味だけど意外とあっさり

浪漫麺酒房 幻のらーめん亭

山口県山口市湯田温泉

湯田温泉は山口県の中央、県庁所在地に湧く大きな温泉地。都市部ということで、旅館やホテルが建ち並び、けっこう繁華街的な雰囲気のあるところ。レノファ山口というサッカーチームがあり、その試合観戦ついでに宿泊して温泉を楽しんだ。観戦の後だったので夕食は適当に済まそうと街に出ると、何だかやたらと騒がしい。偶然にも「湯田温泉白狐祭り」という年に一度のお祭りの日だったらしい。長い、ホントに長〜い松明パレードを見て、楽しんだところで、ふと通り沿いのラーメン屋が気になった。小さくてちょいと古臭い雰囲気の店内。でも、その店の名が「幻のらーめん亭」とある。こういうネーミングに弱いのよね。しかも薄汚い感じが、いかにも隠れた名店みたいな顔をしている。でもハズレだったらどうしよう。と、一か八かで突入。そこそこ混んでたけど、何とか座れた。けっこう店員は忙しそうで、なかなか対応してくれない。ようやく注文。やっぱり店名にもなっている「幻のらーめん」。それと「イカギョウザ」という変わり餃子。しばらくして料理が到着。表面全体を薄くスライスしたチャーシューが覆っている。麺は見えない。どうやら豚骨醤油系のラーメンみたい。チャーシューは見た目のインパクトあるけど、薄っぺらなので海苔みたい。でも麺と一緒に食べるにはちょうどいいかも。しかも食べ進めると中からワンタン登場。まぁ、味は悪くないね。脂がギトギトのわりにはしつこくなくスルスルと食べられる。賛否が分かれるところだけど、嫌いじゃない。けっこう塩辛いというか濃い目の味。飲んだ後に立ち寄るにはちょうどいいかも。サイズ的にも適量。イカギョウザはシソがいい感じだけど小さい。店員のそっけなさはシラフの人がディナーで食べるレベルじゃないね。酔っ払いにはおススメです。
2018.04