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八重山そば(中)&じゅーしい

刻まれた肉と黄色いスープが絶妙

茶房うふた

沖縄県石垣市桴海

常夏の島、石垣島。八重山諸島の中心的存在の島。島の中心地である港付近は沢山の商店や食事処があるけれども、店があるのはその中心部ばかりで、ちょっと離れると畑か自然しかない感じ。北部の海でまったりと過ごしていて、いざ食事をしようとすると選択肢が少なくてちょっと困ってしまう。ランチ時であって、お腹も空いてきたので何か食べたいなぁと思っていたら、海岸近くにそば屋を見つけた。これがまた本当に素朴で、小さな看板はあるものの、まるで民家のようだ。看板を見落としたらわからないくらい、素朴でひっそりと隠れるようにしてある店だった。だからといって入りづらい雰囲気でもないので、とりあえず入ってみることにした。店内もすごくシンプル。離島らしい素朴さと南国らしいセンスを感じる。ここで注文したのは「八重山そば」と「じゅーしい」。八重山そばは、汁が黄色くてびっくり。ややクリアながらもしっかりとした黄色い汁で、麺は平麺。上にはわりと細かく刻まれた肉とネギ。とても食欲をそそる感じだ。さっそく汁をすすってみると、なるほどけっこう旨い。見た目の印象からしてすごくこってりとしているのかと思ったら、意外とあっさり系。これほどまでにあっさりとしているとは思わなかったけど、これがすごく飲みやすいうえに、旨味もギュっと凝縮されていて麺ともよく絡んでいる。あっさりとしているのに味はむしろ濃い方かな。そこそこボリュームもあって、とてもよかった。そしてじゅーしーの方は、けっこう癖があるというか、ちょっと独特な風味が感じられた。油に違いがあるのかな、独特のオイルの風味が後に残る感じ。パクパクと食べやすく、具も多めなのでしっかりと食べられる感じだった。個人的にはもうちょっとさっぱりとしてくれるた方が好みなんだけど、漬物とはよく合う感じだった。後で調べたらけっこう人気のある店のようだった。ポツンとある店なので、訪れる際には見落とさないように注意しましょう。
2021.05