やきとり丼

東松山名物の辛味噌ダレの「やきとり」

やきとり　ひびき庵　霞ヶ関駅前店

埼玉県川越市霞ヶ関東

赤ちょうちんに焼き鳥といえば、仕事帰りにちょいと一杯ひっかけて帰る昔ながらのほろ酔いスタイル。また、食卓でも子供から大人まで大好きな料理のひとつだ。夕方に焼き鳥屋から芳ばしい香りが漂ってくると、すごく惹かれるよね。川越の霞ヶ関駅のすぐ近くにある「やきとり　ひびき庵」という居酒屋で、ランチに「やきとり丼」があったので、昼間から焼き鳥にありつけそうなので、食べてみることにした。注文してしばらくすると出てきたのは、どんぶりにレタスが敷かれた上に焼き鳥が三本。それに小鉢と味噌汁。一見すると普通の焼き鳥丼に見えるけど、実はちょいと違うのだ。埼玉県の東松山を中心とした一部地域では、「やきとり」と平仮名で書く店が多い。この店もそうだ。このひびき庵はチェーン店だけど、本部はやはり東松山にあるとのこと。なんで平仮名かというと、東松山周辺では豚のかしら肉を「やきとり」というのだ。鶏ではなく豚なんですねぇ。それを辛味噌をつけて食べるスタイルが定番。このやきとり丼でも、右側にあるのは「かしら肉」のようだ。まずは串をはずして食べやすくしたところで、特製の辛味噌をつけて口に放り込む。かしら肉は砂肝に近いようなコリコリ感と、豚らしいコクと旨味があって、それでいてさっぱりとしているのですごく美味い。たまに食べる「やきとり」はめちゃくちゃ旨いなぁ。しかし、ついついビールも飲みたくなってしまうのが難点。仕事でなければ飲めるけど、仕事合間のランチタイムだったので、残念ながらビールはおあずけ。かわりに水をジョッキでゴクゴク。気分だけでも飲んだ気になって、ランチながらすごく楽しく食事ができたぞ。

2021.06