東京都

じゃこつゆ

蛇骨湯

観光ついでに温泉?浅草にある黒湯が自慢の温泉銭湯
東京に温泉銭湯? 知らない人には驚かれるようだけど、知っている人にはごく当たり前のこと。蛇骨湯は浅草にある温泉銭湯。浅草といえば浅草寺で有名なというより寅さんで有名な超観光地。東京見物で浅草を外す人はいないだろうってくらい有名なところ。とうぜん観光客でいつもいっぱい。外国人にも人気があるようでオゥ!イッツ、ジャパニーズカルチャー!!なんてわけのわからん言葉を思わず発してしまいそうになってしまう。そんな浅草の路地に入ったところの奥に蛇骨湯はある。地図を片手に見つけたけど普通だったらなかなか見つけられないんじゃないかなぁ。入口はいかにも銭湯って感じのところで、中に入って手前の券売機で入浴券を購入。番台のおばちゃんに渡していざ出陣。脱衣所に入るとこれがまたけっこう広いではないですか。狭い路地で入口も狭かったのでたいしたことないのかななんて想像していたのが、いい意味で裏切られたって感じ。鍵付きのロッカーが並んでいて、一角にはテレビと休憩スペース(かなり狭い)があった。脱衣をすませて浴室に突入。うーんこれまた広い。洗い場とカランがずらっと並んでその奥に湯舟があった。湯舟は3つくらいにわかれていて、泡風呂、電気風呂、ジェット風呂とあり、15人くらいは入れる広さで、温度は43度とちょっと熱い。と、ここまでは普通の銭湯なんだけど、ここには露天風呂がある。銭湯なのに露天風呂なんて豪華じゃないですか。しかもヘナチョコなもんでなく目の前にはちょっとした滝なんかが流れている風流なつくり。そこに4人ほど入れる岩風呂と、小さな水風呂(ぬる湯?28度)があって、湯冷まし用の腰掛けまである。うーん、なんて至れり尽せりの銭湯なんだぁーなんて思うが、さらにこれらすべての湯から、カランの湯、水までもコーヒー色した黒湯の温泉を利用している。さらっとして癖のないこの湯はいい感じにあたたまり気にとても入った。露天風呂の温度は41.5度と内湯よりもぬるくて入りやすかったので、ゴージャスな気分に浸りながらウダウダとした時間をすごしてしまった。さっぱりとした気分になって気分爽快。ロビーのところには温泉分析表があった。「メタけい酸及び重炭酸そうだの項で温泉法の温泉に適応する」との記述があり、390リットル/minとのことでけっこう湯量に恵まれているんだなぁと実感した。観光ついでに、また、都内勤務の方なら会社帰りに寄って行きたい温泉としてお勧めです。
掲載: 2000/10/04
Data
  1. 所在地:東京都台東区浅草1-11-11
  2. 訪問 :2000年9月
  3. 泉温 :源泉18.3度
  4. 形態 :銭湯 男女別
  5. 露天風呂:あり(半露天風呂)
  6. 清潔度:☆☆☆☆
  7. 下町度:☆☆☆
  8. 人気度:☆☆☆☆
  9. 総合評価:☆☆☆☆