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宮崎県

えびのこうげんおんせん・えびのしえいろてんぶろ

えびの高原温泉・えびの市営露天風呂

高原に湧く眺望抜群のワイルドな露天風呂
その日の天候によっては入浴できないことがあるというワイルドさあふれる露天風呂です。実際、最初に訪れた時は少々ぐずついた天気だったこともあり、入れずに泣きをみた記憶があります。駐車場はわりと広くてその目の前に山小屋風の建物があります。はじめはそこが浴場になっているのかと思っていたらそこは受付でした。受付から数十メートルほど笹に挟まれた坂道を登ったところに男性用の脱衣小屋と湯舟がありました。湯舟は手前側が男性用でさらに奥へ進むと女性用があります。脱衣小屋は最近建て直したのか、とても新しく、中はまだ真新しい木の香りがプンプンとたちこめていて、木の棚が整然と並んでいるだけのシンプルな感じでした。露天風呂は想像以上に大きく、10人以上は入れる広さがあります。沢を石で組み上げてせきとめたような風呂で、山側には一部竹で囲った屋根のようなものがありました。湯舟は崖というか急な沢の上に斜面を見下ろすような形であるので、見晴らしがホントに良くて何とも開放的な気分になれてすごく気持ちいいです。きれいに青白く白濁した湯は41度前後ととても入りやすい温度で、竹屋根の下の奥から湯と水が注がれていました。注がれている湯温は50度とけっこう熱く、まだ新鮮な透明な湯でした。飲めませんと書かれていたので、少しだけ舐めてみると、ふんわりとやわらかい味がしましたが、後味がとても苦かったです。まだ紅葉には早いシーズンだったせいか貸し切り状態でした。「こんなに素晴らしい景色を独り占めできるなんて幸せ」なんて思っていたらんだけど、やたらと虫が多くてあまりゆっくりと入っていられる状態でもありませんでした。湯舟の5メートルほど下ったところには、落差を利用した打たせ湯もあったりと面白い工夫もされていました。
掲載: 2001/06/01
Data
  1. 所在地:宮崎県えびの市大字末永
  2. 入浴 :2000年10月
  3. 泉質 :酸性・含硫黄−カルシウム・アルミニウム
    硫酸塩温泉(硫化水素型)
  4. 泉温 :源泉42.4度
  5. 形態 :公衆浴場 男女別
  6. 効能 :神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩など
  7. 露天風呂:あり
  8. 脱衣所:あり(女性専用あり)
  9. 開放度:☆☆☆☆☆
  10. 野趣度:☆☆☆☆
  11. 素朴度:☆☆☆
  12. 景色 :☆☆☆☆
  13. 総合評価:☆☆☆