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大分県

ながゆおんせん・こうしゅうよくじょうてんまんゆ

長湯温泉・公衆浴場天満湯

飲泉も可能、ぬるーい湯が気持ちいい!!
天満湯はカニ湯で有名な長湯温泉にある公衆浴場です。カニ湯からも近い、芹川沿いにある二階建て鉄筋の寂れた建物です。浴場というよりは、公民館のような雰囲気がありました。(公民館としても機能しているのか?)入り口は引き戸のようになっていて、その手前側に入湯料を払う料金箱が設置されていました。引き戸は自動と書いてありましたが動く様子はありません、壊れているのかな?料金箱は金属製の自動っぽいものでしたが、見るからに壊れていて、現在は単なる箱としてだけ機能しているのかなという様子です。ところが、何も考えずに料金を入れていたら突然自動ドアが動き出してびっくり。外見はかなりボロいですが、ちゃんと機能しているようです。中に入ると少し広くなったスペースがあり、右手側がトイレ、左手側に浴室への入り口があり、奥が女湯で手前が男湯でした。脱衣所には棚とコインロッカーがありますが、これまたけっこう年季入ってきている感じです。質素な浴室には四角い湯舟がポツンとあります。洗い場と思われるスペースに水道はあったのですが、湯の蛇口は見当たりませんでした。湯舟はコンクリートでできたこれまたシンプルなものだけど、温泉成分でコーティングされ黄土色や茶色、クリーム色の模様ができていて渋みが出てきていました。湯は隅のパイプからトボットボッと出てきています。ほんの少し鉄というかミネラルのような匂いがする湯で、白く微濁していました。飲んでみると味は炭酸水を薄くしたような感じでした。湯の注ぎ口には竹のカップが置いてあるのでガブガブ飲むこともできますが、ほどほどにしておきましょう。男女の仕切る壁には日本温泉気候物理医学会による「長湯温泉の医学的効能と入浴法」がかかれていました。説明によると白く濁っているのは、ナトリウム・マグネシウム・カルシウム・鉄などのミネラルを多量に含んでいるからなのだそうです。湯舟の温度はかなりぬる目なので、夏場以外だとなかなか出るに出られなくなるのではないでしょうか。
掲載: 2001/11/16
Data
  1. 所在地:大分県直入郡直入町長湯
  2. 入浴 :2000年11月
  3. 泉質 :炭酸水素塩泉
  4. 泉温 :源泉43.3度
  5. 形態 :公衆浴場 男女別
  6. 効能 :(浴用)神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩など
    (飲用)慢性消化器病・糖尿病・痛風など
  7. 露天風呂:なし
  8. 気軽度:☆☆☆
  9. 鄙び度:☆☆☆☆
  10. 素朴度:☆☆☆
  11. 総合評価:☆☆☆