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島根県

さんべおんせん・やくしゆ

三瓶温泉・薬師湯

ぬるいけど保温効果は抜群
島根県大田市の南東に位置する三瓶山は島根を代表する火山で、そのふもとにあるのが三瓶温泉です。三瓶温泉は昭和34年(1959)までは志学温泉と呼ばれていましたが、温泉地域の拡大により現在の三瓶温泉と改称されたそうです。それにしてもこの周辺は個性的でマニア心をくすぐる名湯がいっぱいの地域、三瓶温泉は一般にも知られながら、昔ながらのスタイルも守っている温泉地です。温泉街に派手な要素はまるでなく、静かで地味な感じですが、すごく神聖な気分にさせられる昔ながらの温泉街があります。その温泉街の中にあり、観光客はもとより地元の方々にも広く愛用されている共同浴場が薬師湯です。白壁に石垣風のつくりはとても落ち着いた感じがでています。中に入ると券売機があり、利用する際には入浴券を購入して受付に渡すシステムです。男女別の入口を入ると洗面台があり、その奥にちょいと狭い感じの脱衣所がありました。浴室は岩タタミ状の床で4〜5人用の四角い湯舟があります。湯舟は赤茶色の湯があふれていて、透明度は20センチくらいでしょうか? 底が見えないので足でさぐりながら入ります。わりと浅いのかなと思ったら、中は階段状になっていて股上ぐらいまでの深さがありました。源泉の温度が37度と低いので冬場は加熱するそうようですが、普段はそのままで利用しているのだそうです。37度といったら体温と大して変わらない温度です。当然かなりぬるいのですが、不思議と寒さは感じません。むしろぬるいようでも温熱効果はあるようで、しばらくすると汗が噴出してきます。温泉ってホント不思議だなぁと感じました。そんなこともあり、ついつい長湯になってしまいます。湯は湯舟の端奥の岩の穴の湯口から無色透明の湯が注がれています。しかし湯口のまわりは赤茶色に染まっていました。透明な湯も酸化することで色づくようです。飲むと胃腸病などにも効果があるそうで、味はうっすらとしょっぱく鉄というかミネラルっぽい味がしています。良薬は口に苦しとはありますが、確かにあまりうまいとは思えないような味でした。こういう素朴ながらもパンチのある温泉って、何故か惹かれますよね。また立ち寄りたいなと思わせる共同湯でした。
掲載: 2002/03/22
Data
  1. 所在地:島根県大田市三瓶町志学
  2. 入浴 :2000年11月
  3. 泉質 :ナトリウム・カルシウム−塩化物・炭酸水素塩泉
  4. 泉温 :源泉37.5度?
  5. 形態 :公衆浴場 男女別
  6. 効能 :リウマチ、皮膚病、神経痛、婦人病、消化器病など
  7. 露天風呂:なし
  8. 気軽度:☆☆☆
  9. 素朴度:☆☆☆
  10. 異色度:☆☆
  11. 総合評価:☆☆☆