広島県
ゆさかおんせん・かんぽのやど たけはら
湯坂温泉・かんぽの宿 竹原
安芸の小京都で、風情に温泉気分
広島県の中ほど、広島空港から瀬戸内海方面に下りていくと竹原に湯坂温泉というのがあります。竹原は江戸時代の街並みが今なお残る情緒ある観光地で、安芸の小京都と呼ばれているそうです。瓦屋根のレトロな町並みが保存され、タイムマシーンで江戸時代にタイムトラベルしているかのような気分にさせてくれる人気の観光地なのです。市内には見所がいっぱいありますが、そんな竹原観光の拠点に便利なのが湯坂温泉なのです。また、この温泉も古い歴史があるようで、傷ついた鶴が温泉を飲んで癒えたという由来から「鶴の井」と呼ばれている名湯だそうです。「かんぽの宿 竹原」は賀茂川の清流に臨み、テニスコートやゲートボール場の設備もあるとても大きく豪華なリゾート温泉宿です。さすがは公共の宿といった豪華な造りながらも、気軽に立ち寄れる日帰り温泉も行っていて、今回も立ち寄りで訪れてみました。館内には大浴場が二つあり、１階は日帰り客用で２階は宿泊者専用になっていました。日帰り客用の大浴場に行くとさすがは人気の温泉とあって、広く綺麗な脱衣所と浴室があります。湯舟は内湯と露天風呂がありましたが、どちらも塩素の臭いがキツめです。多くの方が利用する公衆浴場のようなものなので、消毒するのは致し方ないことでしょうが、興醒めするほどだったのが残念です。たまたまこのときが特別だったのかどうかはわかりませんが、露天風呂はプールの消毒槽のようでした。露天風呂は平成12年(2000)に新設されたとあって新しいのですが、造りもいいし、雰囲気もいいのにちょっともったいない感じです。湯は単純弱放射能冷鉱泉ということで、無色透明で無味、塩素以外の臭いは感じませんでした。設備や雰囲気がいいだけに惜しいです。ゆったりとした湯舟だったので、それなりに利用客も多いのでしょう。雰囲気はいいので、気になるのは宿泊客専用の浴場です。また雰囲気も違うのでしょう。明るく清潔な浴場であったまった後は、せせらぎを聞きながら賀茂川沿いを散策してみるのもいいでしょう。
掲載: 2002/03/26
Data
- 所在地:広島県竹原市西野町
- 入浴 :２０００年１１月
- 泉質 :単純弱放射能冷鉱泉
- 泉温 :源泉22.5度
- 湧出量:毎分182リットル
- ＰＨ :９．４
- ラドン含有量:9.43マッヘ
- 形態 :温泉宿 男女別
- 効能 :神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺など
- 露天風呂:あり
- 清潔度:☆☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆☆
- 異色度:☆☆☆
- 人気度:☆☆☆☆
- 総合評価:☆☆
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