宮城県

たにやまおんせん

谷山温泉

田園地帯ののんびりとしたムードが大らか
東北自動車道村田インターチェンジからクルマで5分ほど、田園風景の中にポツンとある交通の便が良いわりには長閑な一軒宿が谷山温泉です。鉄筋コンクリート製の立派な建物で駐車場も広くわりと目立つ存在でした。スキーの拠点として宿泊するにも便利な宿ですが、日帰りの入浴も受け付けているのでスキー帰りに立ち寄るのもいいでしょう。日帰り入浴の際はまずフロントで入浴券を購入します。この券は回収されないので持ち帰りって10枚集めると1回分がタダになるそうです。何度も行く方には便利なサービスですね。浴場は奥に進み右へ行くと男女別の大浴場、左へ行くと混浴の露天風呂になっています。まずは露天風呂へ行ってみました。湯舟は露天とはいいながらも板の壁と天井があります。周りは田園風景が広がっているのでまぁちょっとした目隠しということで仕方がないのかもしれませんね。脱衣所といったような囲いはありませんが脱衣用のカゴが壁をはさんで奥側と手前側にありました。とはいうものの湯舟のすぐ脇なので着替えやすい格好で臨むべきでしょうね。石を組んだ細長い湯舟は真ん中で区切られていてその脇から湯が注がれています。湯の流れ出ているところの石は温泉の成分でしょうか赤茶色く変色していました。注がれてる湯もけっこう熱くて45度くらいありましたが源泉は20度ほどなので加熱しているのでしょう。あと季節にもよるでしょうけれども自然豊かなところなので虫の死骸がたくさん浮かんでいました。湯舟から直接景色を楽しむのはできませんが、立ち上がれば長閑な景色が広がっています。次に男女別の内湯、露天風呂はほとんど無色透明で特徴が感じられなかったのに対して、少々グリーンに濁っている感じがします。こちらは窓から田園風景が一望できました。分析表を見るかぎり同じ源泉なので循環の仕方の違いなのでしょうか? 泉質はナトリウム-塩化物泉ということで舐めてみると微妙にしょっぱさを感じました。
掲載: 2002/06/24
Data
  1. 所在地:宮城県柴田郡村田町大字足立字川原
  2. 源泉名:松の湯2号泉
  3. 入浴 :2001年5月
  4. 泉質 :ナトリウム−塩化物泉(低張性弱アルカリ性冷鉱泉)
  5. 泉温 :源泉20.0度
  6. PH :7.8
  7. 形態 :温泉旅館 混浴・男女別
  8. 効能 :慢性皮膚病、慢性婦人病、きりきず、やけど、虚弱児童など
  9. 露天風呂:あり
  10. 開放度:☆☆☆☆
  11. 清潔度:☆☆☆☆
  12. 気軽度:☆☆☆☆
  13. 穴場度:☆
  14. 景色 :☆☆☆
  15. 総合評価:☆☆☆