東京都
とうせんよくじょう
桃仙浴場
池袋駅からの徒歩圏内にまさかの本格鉄泉
池袋駅西口かメトロポリタン改札口より徒歩６〜７分ほど、入り組んだ住宅街の一角にある温泉銭湯が桃仙浴場です。池袋に温泉があるの？とびっくりしてしまいがちだけど、少しわかりづらいところですが駅から近いところにあるんですよ。道路からの入口は夜間だったからなおさらそう見えたのかも知れないけどビルの一角にあり怪しげな看板照明なんかもあったりしてなんだか片田舎のキャバレーやスナックの入口といったような印象を受けました。「桃仙浴場」なんていう文字のイメージからして銭湯の入口という感じでありませんでした。その怪しげな路地に入って行くと銭湯の入口があり、下駄箱の前には番台があります。ここまでくると普通の銭湯という感じがしてきます。右手が男湯で左側は女湯になっていました。脱衣所は天井が低いせいかやや狭めの感じで脱衣ロッカーが並んでいます。浴室はビルの一角ということもありけっこう狭い感じですが、強引なくらいうまくスペースを利用しているなという印象を受けました。手前側は洗い場になっていてカランがずらっと並んでいます。奥側には小さないくつかの湯舟が並んでいますが、全部で４人ぐらいしか入れない程度です。浴室の上部壁にはナイスプロポーションの女性のタイル画がありました。女湯はいったいどんな絵になっているのか興味がありますね。湯舟はボディマッサージ、寝風呂、鉄鉱泉(バイブラ風呂)があり、ボディマッサージは細かい気泡が全身を包み込んでくれて洗浄効果もあるという気持ちいい湯で、寝風呂は横になりながら気泡とジェット噴流が体を刺激してくれます。ボディマッサージと寝風呂は無色透明のサラ湯が入っていますがやはりここの目玉は都内唯一と言われる鉄鉱泉でしょう。みごとに赤茶色に染まった湯は透明度も５センチほどしかありません。加熱して使用しているので湯舟では４２度に保たれていました。サラっとしたタイプの湯で、鉄くさいのかと思いきや臭いは不思議とあまり感じませんでした。壁には説明書きがあり、タオルを入れると変色するので注意しろとありました。湯舟の底からは気泡がでていてジャグジー風呂になっています。都内なのに真っ赤な湯舟に浸かっているとなんか不思議な感じになります。浴後は脱衣所の真上が休憩スペースになっています。休憩スペースといっても脱衣所の上にロフトがあるような感じで、３畳くらいの広さのスペースにただ長イスがあるだけのシンプルなものです。浴後に一服といった感じで灰皿は用意されていましたが、ジュースや牛乳などの飲み物の自動販売機などがないのが残念です。
掲載: 2003/01/20
Data
- 所在地:東京都豊島区西池袋
- 入浴 :２００２年２月
- 泉質 :鉄鉱泉
- 泉温 :源泉23度
- 形態 :温泉銭湯 男女別
- 露天風呂:なし
- 開放度:
- 清潔度:☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆☆
- 下町度:☆☆☆☆
- 穴場度:☆☆☆
- 秘湯度:☆☆☆
- 異色度:☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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