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北海道

そううんきょうおんせん・そううんきょうこくさいほてる

層雲峡温泉・層雲峡国際ホテル

違った泉質を同時に楽しめる観光地の大型ホテル
北海道の中央部、石狩川上流にある層雲峡は石狩川が深く谷をえぐった渓谷で、そそり立つ岩壁が絶景をつくっている景勝地です。その中央部にある温泉が層雲峡温泉です。層雲国際ホテルは国道39号線沿い、やや上川寄りにある大きな温泉ホテルです。浴室は露天風呂と大浴場があり、大浴場は「星の湯」と「岩風呂」の二種類があって男女交替制になっていました。浴室の入口は「大浴場」と書かれた大きな暖簾が目立っていました。浴室はこれがまたとても広いです。湯舟は左右にありましたがどちらも大きくゆったりできます。湯舟の湯は少し熱めになっていて、たまに湯の華が舞っていたりと少し濁っているようですがほとんど透明に近いです。浴室内は硫化水素の臭いがプンプンと漂っていて、湯の注ぎ口のところでは湯の華が堆積していてより強い臭いを感じました。露天風呂は内湯とはガラス越しにあります。細長い感じの湯舟で少し小さめです。すぐ目の前は山というか崖になっているので景色を楽しむという感じではありませんが涼しい北海道の空気を感じながら熱い湯に浸かるのはなかなか気持ちがいいものです。また露天風呂にはもうひとつ木の丸い樽のような湯舟がありました。こちらは他の湯舟の湯とは少し感じが違うように感じました。無色透明で鉄のような臭いがして味も鉄っぽく、釘でも舐めているような感じなのです。妙だなぁと脱衣所の前にある温泉分析表を確認してみると、源泉は3つぐらいあるようです。温度はどれも60度前後の湯で、2つは単純硫黄泉で、ひとつは単純泉でした。この単純泉を利用したのが木の湯舟でしょうかね? 真相はわかりませんでした。ちなみにこの木の丸い湯舟は、よくある樽のような造りかと思いきや、杭で丸く囲ったようなつくりで、鳥の巣箱のような箱の中からボコボコと湯が噴き出して湯舟に注がれていました。
掲載: 2003/01/23
Data
  1. 所在地:北海道上川郡上川町層雲峡温泉
  2. 源泉名:銀の湯、第2銀の湯
  3. 入浴 :2002年3月
  4. 泉質 :単純硫黄泉、単純温泉
  5. 源泉温度:(銀の湯及び第2銀の湯混合泉)67.5度
    (不明)57.2度
    (第2銀の湯)60.3度
  6. 湧出量:毎分380リットル、毎分200リットル、毎分180リットル
  7. PH :6.4、6.7、6.6
  8. 蒸発残留物:0.636g/kg、0.4919g/kg、0.701g/kg
  9. 形態 :温泉ホテル 男女別
  10. 効能 :神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺など
  11. 露天風呂:あり
  12. 開放度:☆☆☆
  13. 清潔度:☆☆☆☆
  14. 気軽度:☆☆☆
  15. 景色 :☆☆
  16. 総合評価:☆☆☆