1. トップページ
  2. 温泉天國のススメ
  3. 新得温泉・新得温泉ホテル

北海道

しんとくおんせん・しんとくおんせんほてる

新得温泉・新得温泉ホテル

さらっとした鉄分濃厚な湯、スキーの拠点にもぴったりの宿
JR新得駅からクルマで5分ほど、大きなパークゴルフ場の前にある一軒宿が新得温泉ホテルです。「ホテル」と名付けられていますがそんなに大規模なものではなく、ペンションや民宿のように小ぢんまりとしていてアットホームな雰囲気がありました。アクセスが便利な場所にあるので、冬になるとスキー客の利用も多いとのことです。新得温泉は北海道では歴史のある部類の宿で、大正8年に創業して以来ずっと地元の人にも慕われているそうです。浴室は男女とも内湯のみです。浴室はとても小ぢんまりとしてやや閉鎖的で、洗い場がいくつか並んでいて湯舟がひとつありました。浴室の隅には観賞用植物やフルーツの置物(プラスチック製)が飾られていましたが、比較的シンプルなレイアウトです。湯舟にはライオンの頭の形をしている湯口から湯が注がれています。鉱泉ということで源泉は9.8度しかありませんが、沸かしているのでけっこう熱いです。それに加え室内には熱気がこもっていて蒸し暑くも感じ、まるでミストサウナのようです。湯舟の熱さと熱気により汗が吹き出てきます。脱衣場の分析表を見ると無色透明無味無臭ということでしたが、湯舟では鉄分により赤茶色に染まっていました。透明度は40〜50センチほどです。桶にすくってみると赤い粉のようなものがたくさん沈殿します。臭いはやはり少し鉄臭いです。宿の立地は新得市街が一望できる見晴らしのよいところですが、浴室からは外の明かりが曇りガラス越しに入ってくるので暗くはありませんが、景色などを眺めることができなかったのは残念です。
掲載: 2003/04/27
Data
  1. 所在地:北海道上川郡新得町上佐幌西3線16
  2. 入浴 :2002年8月
  3. 泉質 :単純鉄冷鉱泉(低張性中性冷鉱泉)
  4. 泉温 :源泉9.8度
  5. 湧出量:毎分12リットル
  6. PH :6.6
  7. 蒸発残留物:0.164g/kg
  8. 形態 :温泉ホテル 男女別
  9. 効能 :神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺など
  10. 露天風呂:なし
  11. 開放度:☆
  12. 清潔度:☆☆☆
  13. 気軽度:☆☆☆
  14. 穴場度:☆☆
  15. 鄙び度:☆
  16. 秘湯度:☆
  17. 景色 :☆☆
  18. 総合評価:☆☆☆