北海道
ほろかおんせん・ほろかおんせんろてんぶろ
幌加温泉・ホロカ温泉露天風呂
堰を流れ落ちる沢をツマミに小さな野天風呂でのんびり
糠平温泉から20キロ弱程、国道273号線より脇道へ行った山奥にある温泉が幌加温泉です。ニペソツ山の登山基地として夏は登山客の利用も多いけど、とても静かで静養向きの温泉です。幌加温泉には２件の宿がありますが、そのうちのひとつホロカ温泉の自炊部の裏手の川沿いには素朴でワイルドな露天風呂があります。誰でも無料で利用することはできますが、この露天風呂をを利用する際には本館の方で利用する旨を伝えます。本館の内風呂もかなり素晴らしい温泉なので行きか帰りにでも立ち寄ってみることをオススメします。露天風呂へは沢沿いに下りていくと小さな堰が見えてきます。その目の前に野天風呂はあります。堰を流れ落ちる滝の音を聞きながらのんびりと温泉に浸かれるという非常に優雅な温泉なのです。ここは沢の一角に簡素な湯舟があるというだけで脱衣所のようなものは一切ありません。小さな湯舟なので多くの人は入れませんし、男女の区別もないので当然ながら混浴になります。着替えは脇の岩にでも置くか、ビニール袋を用意しておくと便利でしょう。湯舟にはパイプで湯が注がれていますが予想以上にかなりの高温でした。しかしトロトロと流れ込んでいる程度なので湯舟は多少熱いかな程度で入れないわけではありません。湯舟の湯は無色透明ですが、硫黄分が多いのか湯の華が沢山舞っています。繊維状になった白い湯の華でまるでタマゴスープのような感じです。それに加えて湯舟の底や脇はヌルヌルしているので足を滑らせないように注意しまょう。湯舟に浸かってふと落ち着くと周りは森林で目の前は沢、そしてザザザーッと流れ落ちる堰。ちょうど先客と入れ違いだったのでのんびりと独占できてまさに極楽状態でした。間もなく虻の襲撃に遭いそそくさと退散しましたが、ロケーション的に申し分ない露天風呂で満足したのでした。
掲載: 2003/05/05
Data
- 所在地:北海道河東郡上士幌町
- 入浴 :２００２年８月
- 形態 :野天風呂 混浴
- 脱衣所:なし
- 開放度:☆☆☆☆☆
- 清潔度:☆
- 気軽度:☆☆☆
- 穴場度:☆☆☆
- 野趣度:☆☆☆☆☆
- 秘湯度:☆☆☆☆☆
- 異色度:☆☆☆
- 景色 :☆☆☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆☆
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