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宮城県

かなやまおんせん・はせくらりょかん

金山温泉・支倉旅館

釜房湖の奥にひっそりと佇む一軒宿
仙台の南西側、川崎町にある釜房湖は昭和45年に碁石川を堰き止めて作られた人造湖です。飲料水や灌漑用、発電など多目的ダムとしてつくられた湖ですが、自然に囲まれて景色もいいので観光スポットにもなっています。その釜房湖の北側を走る湖畔の道路から未舗装の道を少し入ったところにある一軒宿が金山温泉「支倉旅館」です。道路の入口に案内はあるものの本当にこの先に宿があるのだろうかと不安に駆られてしまうような砂利道ですが、2〜3分も走らないうちに宿が見えてきました。場所が場所だけにかなり小さい宿かと思っていたら純和風のけっこう大きな旅館でびっくりします。玄関の前に外来の入浴は60分までと書いてあるのが目に付きました。浴室は廊下の奥にあります。浴室の前には温泉分析表やこの温泉は掛け流しだということが書かれた張り紙などが目立ちます。脱衣所は広くガランとしていてとても殺風景な感じです。ここにも脱衣棚の上に温泉分析表が掲げられていました。浴室は黒い石タイルで湯舟は大小2つありました。小さい方は加熱した湯で大きい方は未加熱のぬるい湯です。洗い場スペースはありますが、水道の蛇口がひとつあるだけで他には何もありません。湯は無色透明でとても透き通っています。それぞれの湯舟にトロトロと少しずつ湯が注がれています。小さい方の熱い湯にまず入りましたが、熱いといってもかなりぬる目です。微妙に体に泡がまとわりつきます。源泉からの自然湧出だというぬるい方の湯は先に熱い方に入ったせいもあり本当にぬるいです。この時は夏場でしたが、まあまあ寒くない程度です。こちらは入って間もなく全身が泡だらけになってしまいます。肌をなでるとシュワシュワと泡がはじけるのがとても気持ちいいですね。加熱してある方も循環はしていないそうです。湯は飲用の許可を受けていないとあったので、味見する程度に飲んでみましたが、かすかに塩味を感じる湯でした。ぬるい湯なのでついつい長湯になってしまいます。これで入浴時間を制限している理由が納得できました。
掲載: 2004/01/31
Data
  1. 所在地:宮城県柴田郡川崎町
  2. 源泉名:亀の湯
  3. 入浴 :2003年8月
  4. 泉質 :含石膏食塩泉又は含ホウ酸食塩泉(緩和性低張性温泉)
  5. 泉温 :源泉35.2度
  6. PH :8.00
  7. 蒸発残留物:2563mg/kg
  8. ラドン含有量:0.972 M.E
  9. 形態 :温泉旅館 男女別
  10. 効能 :リウマチ性疾患、運動器障害、創傷、慢性湿疹および角化症など
  11. 露天風呂:なし
  12. 開放度:☆
  13. 清潔度:☆☆
  14. 気軽度:☆
  15. 穴場度:☆
  16. 鄙び度:☆☆☆
  17. 秘湯度:☆☆☆☆
  18. 素朴度:☆☆☆☆
  19. 異色度:☆☆☆
  20. 景色 :☆
  21. 総合評価:☆☆☆