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北海道

ゆのもとおんせん・ゆのもとおんせんりょかん

湯の元温泉・湯の元温泉旅館

小ぢんまりとした素朴な温泉宿
湯の元温泉「湯の元温泉旅館」は三笠市の市街地から幾春別川沿いに12〜13キロほど上流にある温泉旅館です。周囲62キロの人造湖「桂沢湖」のすぐ下流にあり、行楽・観光の拠点として便利なところです。わりと大きな旅館で、青いトタンの屋根にデカデカと「湯の元温泉」と書かれているのが目を引きます。一見したところ年季の入った雰囲気もありますが、館内に入ると改築したのか小ぎれいでしっかりとしています。浴室は正面の奥にあります。階段をあがると右手が女湯、左手が男湯の入口になっていました。脱衣所には棚にカゴが並び、洗面台やトイレもとても綺麗です。貴重品は浴室入口手前のコインロッカーを利用しましょう。浴室はタイル張り、清潔的でオーソドックスな感じです。手前両サイドに洗い場があり、小さいながらもサウナもありました。洗い場にはボディソープ、リンスインシャンプーが整っています。浴室奥の湯舟はガラス窓に囲まれて明るい雰囲気です。7〜8名ぐらいは入れる湯舟で無色透明の湯がありました。とてもさらさらしていますが肌にしっとりとくる感じの湯でした。ただ、源泉温度が低いので加熱循環しているのは仕方ないけれども、少々塩素臭が気になりました。塩素の臭いもあってか、見た目、感じともにあまり特徴はなく温泉といった実感はあまり感じられませんでした。浴室の奥の外には小さいながらも露天風呂があります。2〜3名でいっぱいぐらいの小さなものですが、壁がまったくないので裏山が完全に見回せてすごい開放的な気分です。やはりこちらの湯も循環式で、塩素臭がキツイのが難点です。ただ、内湯とは少し違う臭いも感じる気がします。硫黄ともちょっと違うような、どこかで嗅いだことのある独特の臭いだなと思ってまわりを見回したら、なんとカメムシが沢山いました。ちょうど秋ごろだったのでカメムシのシーズンだったのですね。その他カメムシ以外にも蛾やてんとう虫などが湯面に浮いているのを発見。すぐ目の前は山だし、それだけ自然が豊かな証拠ですね。ただ、とても開放的なのはいいのですが、すぐ脇の道を作業用のクルマが通ったのはびっくりしました。女湯の方を見ると高い壁で覆われていたので、女湯は大丈夫でしょうね。だけど逆に景色も見えにくいのではないでしょうかね。ちなみにこの旅館は合鴨鍋が名物とかで、これを楽しみに来るお客さんも多いそうです。
掲載: 2004/10/17
Data
  1. 所在地:北海道三笠市桂沢
  2. 入浴 :2003年10月
  3. 泉質 :単純硫黄冷鉱泉(中性低張性冷鉱泉)
  4. 泉温 :源泉8.9度
  5. 湧出量:毎分30リットル
  6. PH :7.4
  7. 蒸発残留物:0.398g/kg
  8. 形態 :温泉旅館 男女別
  9. 効能 :神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、疲労回復など
  10. 露天風呂:あり
  11. 開放度:☆☆☆
  12. 清潔度:☆☆☆☆
  13. 気軽度:☆☆☆☆
  14. 秘湯度:☆☆
  15. 景色 :☆☆☆
  16. 総合評価:☆☆☆