愛媛県
どうごおんせん・どうごぐらんどほてる
道後温泉・道後グランドホテル
広々とした湯舟で歴史ある名湯を味わう
道後グランドホテルは、有馬温泉、南紀白浜温泉と並ぶ日本三古湯の道後温泉にある大きな観光温泉ホテルです。道後温泉は一羽の白鷺が湧き出る温泉で傷を癒しているのを目撃したことから発見されたという伝説の残る湯で、聖徳太子も入浴したといわれるものすごく歴史の古い温泉です。道後グランドホテルは道後温泉のシンボル的存在の道後温泉本館から、商店街を抜けた徒歩で５分ほどのところにあります。鉄筋ですが和風のものすごく大きな建物で、玄関の脇には手湯がありました。道後の温泉街にはいくつかの無料で利用できる足湯はありますが、手湯というのは珍しいですね。手湯には石臼のような湯釜から熱めの湯が注がれています。溢れた湯は竹筒の排水溝からそのまま捨てられているので、掛け流しということになりますかね。朝にはここで特製の温泉タマゴが販売されているようです。脇には手湯を利用した後に拭（ぬぐ）えるようにとタオルも用意されていました。館内に入ると右手にロビー、左手にフロントがあります。従業員の対応もなかなかよくできていて気持ちがいいです。浴場は２階に男女別の大浴場があります。脱衣所に入るとものすごく広いもので脱衣かごが沢山並んでいます。洗面台も広くていくつもあるので一度の多くの人が利用してもそれほど混雑しなくてすみそうです。浴室はこれまたとても広々とした空間で、大きな湯舟があります。数十人は利用できる空間になっています。浴室内は御影石のタイル敷きになっていて、落ち着いた雰囲気が高級感を感じさせていました。洗い場は壁側にいくつも並んでいて、ボディソープやリンスインシャンプー、泥炭石鹸などが用意されていました。湯舟の湯は少し熱めで無色透明、少しツルツルする湯です。少々消毒の臭いが強く感じられたのが残念ですが、こういった大きい施設では仕方のないことでしょう。このときは内湯だけで露天風呂はありませんでしたが、2004年の２月には大浴場がリニューアルしたということで、露天風呂も併設されたそうです。
掲載: 2004/11/20
Data
- 所在地:愛媛県松山市道後湯之町
- 入浴 :２００３年１２月
- 泉質 :弗素を含むアルカリ性単純泉
- 泉温 :源泉46.0度
- ＰＨ :８．９０
- 形態 :温泉ホテル 男女別
- 効能 :慢性関節リウマチ、痛風、貧血、神経炎、尿酸素質など
- 開放度:☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆☆☆
- 気軽度:☆
- 優雅度:☆☆☆
- 景色 :☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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