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宮城県

あきうおんせん・りょかんさんさいそう

秋保温泉・旅館山菜荘

田舎料理と牛乳風呂を楽しもう
秋保温泉は仙台の奥座敷と呼ばれる宮城県を代表する温泉地のひとつです。温泉街にはホテルや旅館、土産物屋などが並び、観光温泉地としても人気のスポットです。「旅館山菜荘」は温泉街のほぼ中心部にひっそりとある中規模の旅館です。浴室は本館3階にある男女別の内湯と、日向館(旧館)の1階にある混浴の大浴場(及び牛乳風呂)、そして女性専用の牛乳風呂があります。本館の浴室はかなり小ぢんまりとしたものです。脱衣所は3〜4名ほど着替えるといっぱいといった狭いものです。簡素な棚とカゴがあり、洗面台にはドライヤー、整髪料なども用意されていました。浴室には洗い場が3つほどあり、ボディソープとリンスインシャンプーが備え付けられています。湯舟は5〜6名ほど入れるぐらいのこれまた小ぢんまりとしたタイプです。この湯舟は一見すると石タイルの湯舟なのですが、なんと内側はポリ浴槽です。家庭用のバスタブの巨大版と考えればわかりやすいでしょう。入浴している感覚は家庭のお風呂と変わりないのですが、雰囲気が違うだけで気分も変わってくるものですね。お湯は壁に取り付けられた木箱の湯口から少しずつ掛け流されています。しばらく入浴客がいないなど、場合によっては湯舟の上部だけが熱くなっていることもあるとかで、湯かき棒が用意されていました。掛け流しなのでとても気持ちよく入浴できるのですが、御一緒した老人が嘆いていたとおり段差があちらこちらにあってバリアフリーという意識からは程遠い環境で、年寄り向きではありませんでした。旧館の大浴場は混浴ですが、夕方6時から9時までは女性タイムになっています。脱衣所はけっこう広めなのですが、特に男女を区切ったりはしていないので、混浴タイムで他に入浴客がいるときには女性はちょっと入りづらいかもしれません。慣れている方なら特に問題もないでしょう。浴室はまず大きな湯舟が目の前にあり、そして奥には牛乳風呂があります。洗い場は浴室入口の手前側にありますが、あまり数はありません。多少鄙びかけてきていることもあってか、シャワーの出も少し悪いようです。湯舟は窓側にあり、窓は大きく開け放たれていて開放感たっぷりです。窓の外には小さな庭があり、清々しく入浴を楽しむことができました。牛乳風呂は、小さな小部屋になっていて木製の湯舟がありました。牛乳風呂はその名の通り牛乳のような白い湯です。しかし入浴してると牛乳というよりは硫黄のような色と香りを感じます。壁に掲げてある説明によると単に牛乳が入っているのではなく、牛乳の他に硫黄剤等の添加物が入っているそうです。ということは早い話入浴剤を入れているということですね。売りにしているだけあってなかなか気持ちのいい湯です。大浴場の牛乳風呂はけっこう小さめですが、女性専用の牛乳風呂は少し広めになっているそうです。ちなみに、主浴槽の湯はほとんど無色透明であまり浴感の少ない湯だなと思っていたら、なんと後に「偽装温泉」であることが発覚したとのことです。このときは何も知らず「特徴の少ない湯だけど環境は悪くないなぁ」とのんきに思っていましたが、温泉ではなく水道水を利用していたということで宮城県から指導されたそうです。(平成16年10月頃) 雰囲気は悪くなかっただけにとても残念です。
掲載: 2005/12/18
Data
  1. 所在地:宮城県仙台市太白区秋保町湯元薬師
  2. 源泉名:温泉ではありません
  3. 入浴 :2004年5月
  4. 泉質 :水道水・入浴剤
  5. 形態 :旅館 混浴・男女別
  6. 露天風呂:なし
  7. 開放度:☆☆☆
  8. 清潔度:☆☆☆
  9. 気軽度:☆☆☆
  10. 鄙び度:☆☆
  11. 景色 :☆☆
  12. 総合評価:☆