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高知県

そうだやまおんせん・そうだやまおんせん

桑田山温泉・そうだやま温泉

秘湯ムードを味わう素朴な温泉
桑田山温泉は、須崎市の国道494号線から少し入った山間部にある小さな温泉です。街からそんなに離れているわけでもありませんが、とても狭い山道を通った先にあるので、かなり秘湯のムードがあります。途中の道ではクルマ同士すれ違うことができないくらい細くなっている部分もあるので、とても辺鄙な場所だなぁという印象を受けました。ちょっと入り組んでいてわかりづらい場所にありますが、所々に看板もあるのでそれを見逃さないのがポイントです。そして不安になった頃にようやく辿り着くと、これがまた思いのほかしっかりとした建物があってびっくりしました。今まで山の中だったのに突如として建物が出現したという感じです。手前側にある小さい建物が共同浴場で、奥の鉄筋の建物が宿泊施設になっています。それにしてもこの浴場は、昔ながらの公衆浴場って感じがあってとても渋いです。中に入るとすぐに受付があって、その奥が男女の浴室入口です。脱衣所は鍵付きのロッカーが並んでいました。脱衣所内には扇風機や洗面台、体重計などもあるのですが、全体的に小ぢんまりとしていて質素なな雰囲気です。浴室も小ぢんまりとしたものですが、混んでいなければゆったり入れるゆとりがあります。浴室内は少し蒸していて、モワッとした生臭いような独特な臭いがありました。硫黄泉や硫化水素泉にありがちな、汗臭いようなムッとした臭いで、ちょっとこういう臭いは苦手ですね。浴室は手前両サイドに洗い場があり、奥に湯舟があるシンプルなタイプです。洗い場のカランは生ぬるい湯が出てきますが、これは源泉を使用しているとのことでした。小さな温泉施設ですが、源泉の湯量は豊富で毎分360リットルもあるそうです。湯は無色透明で微妙に硫化水素のような独特の臭いを感じます。湯舟はタイル張りで奥にライオンの頭の形をした湯口がありますが、湯は溜まっているだけで流れていません。溜め湯なのかとガッカリしましたが、湯舟の湯を汲み出すと、突如として湯口から湯が流れ出てきました。減った分だけ追加される仕組みのようです。源泉を加熱しながらの利用なので、これは仕方のないことでしょう。それにしても、キメ細かな柔らかい感じのする湯なので、なかなか気持ちがいいです。ややぬる目だったこともあり、ゆっくりのんびりと湯を楽しんできました。
掲載: 2006/02/25
Data
  1. 所在地:高知県須崎市桑田山乙
  2. 入浴 :2004年8月
  3. 泉温 :源泉20度
  4. 湧出量:毎分360リットル
  5. PH :8.9
  6. 蒸発残留物:223mg/kg
  7. ラドン含有量:0.595マッヘ/kg
  8. 形態 :公衆浴場 男女別
  9. 効能 :神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺など
  10. 露天風呂:なし
  11. 開放度:
  12. 清潔度:☆☆
  13. 気軽度:☆
  14. 地元度:☆☆☆☆
  15. 穴場度:☆☆
  16. 鄙び度:☆☆☆
  17. 秘湯度:☆☆☆
  18. 素朴度:☆☆☆☆☆
  19. 景色 :
  20. 総合評価:☆☆☆