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山形県

かみのやまおんせん・しもゆこうしゅうよくじょう

かみのやま温泉・下大湯公衆浴場

歴史を感じるローカルな公衆浴場
かみのやま温泉は、長禄2年(1458)に旅の僧侶によって発見されたという古くから栄えた温泉郷です。市内には河崎、金瓶、湯町、新湯、十日町、高松、葉山などの温泉地が点在し、これらを総称して「かみのやま温泉」と呼ばれています。下大湯は十日町地区にある共同浴場で、上山駅からもほど近い観音寺の下にあります。ちなみに「下大湯」と書いて「しもゆ」と呼ぶそうです。この下大湯の歴史は古く、江戸時代の初期、寛永元年(1624)に開かれたということですから、実に400年ほどの時を刻んで地域の人々に親しまれて来ているのです。現在の下大湯は鉄筋コンクリート二階建ての大きな建物ですが、わりと年季を感じるレトロな風貌がありました。入口を入ると正面に自動券売機があり、その隣に受付があります。受付は男女の脱衣場の間にあり、番台形式になっていました。下足箱に履物を入れて中に入ると、脱衣所には木の棚が並び、ガラス扉の奥が浴室になっています。広い浴室には大きな湯舟がどーんとあって、湯舟がとても大きいので洗い場的なスペースはかなり狭く感じます。洗い場といっても一般の浴場のようにカランが並んでいるわけでもなく、ただ床が広がるだけのスペースです。洗い場の壁にはいくつかの蛇口がありますが、ひねる部分がありません。体を洗う場合には湯舟から直接桶で湯を汲んで利用するルールになっているようです。入浴料はとても格安なのですが、洗髪する場合には洗髪料が必要となります。番台で洗髪料を払うと大きく「洗髪券」と書かれた札と蛇口のひねる部分が渡されます。髪を洗う場合にはこの札を提示して、蛇口を利用できるシステムになっているようです。浴室は天井も高く、窓からは光も射し込み明るく内湯ながらも開放感のあるものでした。男女を仕切る壁には地元の商店街などの広告が沢山貼られていて、とてもローカル的な雰囲気が味わえます。湯舟は小さなプールのように広いので、思わず泳いでしまいたくなるような雰囲気ですが、湯はかなり熱めなので、泳ぐ気にはなりません。湯舟の奥は浅くなった部分もあり、半身浴スタイルも可能なようです。湯は無色透明の湯で、サラッとしていてあまり癖のない湯です。壁の湯口から熱湯に近い湯が注がれていました。しかし熱いといっても脱衣所の説明によると井戸水で加水して温度を調節していると書かれていました。いつごろから加水するようになったかは知りませんが、そういえば以前はもっと熱かったような気がします。やはり観光客を意識したサービス向上の一環なのでしょうかね。けっこう鄙びてきていますが、いつまでもこの素朴な雰囲気を保っていて欲しいと感じる公衆浴場でした。
掲載: 2006/06/04
Data
  1. 所在地:山形県上山市十日町
  2. 源泉名:上山温泉1号源泉
  3. 入浴 :2006年5月
  4. 泉質 :ナトリウム・カルシウム−塩化物・硫酸塩温泉
  5. 泉温 :源泉63.5度
  6. PH :7.8
  7. 形態 :公衆浴場 男女別
  8. 露天風呂:なし
  9. 開放度:☆☆☆
  10. 清潔度:☆☆
  11. 気軽度:☆☆☆
  12. 地元度:☆☆☆☆
  13. 鄙び度:☆☆☆
  14. 素朴度:☆☆☆☆☆
  15. 人気度:☆☆☆☆
  16. 景色 :
  17. 総合評価:☆☆☆☆