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群馬県

さるがきょうおんせん・まんてんぼしのゆ

猿ケ京温泉・まんてん星の湯

静かな湖畔と満天の星空を眺める露天風呂
猿ケ京温泉は、群馬県の北部、国道17号線沿いにある観光温泉地です。温泉の歴史は約400年と古く、元和年間(1615-1624)といわれています。元々は笹の湯または湯島温泉と呼ばれていましたが、昭和33年(1958)にダム建設のため温泉地が沈むことになり、現在の場所へ移され温泉地名も改名されたようです。「まんてん星の湯」は国道から少し山側へと入ったところにある日帰り温泉施設です。平成14年(2002)に、もと旅館のあった景色のいい跡地に造られた施設で、大きくてとても綺麗な建物でした。温泉の他にもレストランや物産コーナーもありました。レストランは温泉を利用しなくても食事だけでも利用できるので、ドライブインとしての利用も楽しめます。また、隣接して民話と紙芝居の家などがあり、観光拠点としての役目もあるようです。館内は木目の鮮やかなフローリングで、目に眩しいくらい明るい雰囲気です。入浴は、履物をシューズロッカーに入れてフロントで受付をします。入館伝票を受け取り中に入ります。この入館伝票はパスケースのようなものに入れられて渡されます。これを利用して食事などもでき、退館時に精算するものなので失くさないように注意しましょう。浴室は1階奥にあります。「七夕のゆ」と「里のゆ」の二種類の趣向の違った浴室があり、定期的に男女が交替するようです。今日は里の湯にはいりました。脱衣所は鍵付きのロッカーが並び、洗面台も広く扇風機や体重計、冷水機もあり、なかなか設備も充実しています。脱衣所からは内湯、露天風呂のどちらへもいけるようになっていました。さすがに大きな施設だけあって内湯も広々としています。内壁側に洗い場がズラリと並び、ボディソープ、リンスインシャンプーなども用意されていました。角質を落とすジェルの試供品などもあり、楽しく体を洗うことができました。内湯には大きな湯舟と小さな湯舟があります。小さい方は「ぬる湯」となっていて、長湯向きです。他にサウナと水風呂もありました。内湯ながらも広いのでノビノビできましたが、スキーシーズン中などはそれでも混雑してしまうそうです。露天風呂は赤谷湖に注ぐ西川、赤谷川をイメージした和風の岩風呂となっていました。横に細長く湯舟が並んでいて、奥から、打たせ湯、寝湯、深い湯、浅い湯、深い湯となっていました。湯舟のそれぞれが、微妙に温度に変化があって、好みに応じて利用できるようです。露天の一角にも洗い場がありました。ここは高台にあるので、露天からは赤谷湖が一望できます。屋根などもなく広々しているので、抜群の開放感です。湖を眺める自然の景色もいいですが、夜になるとその名のとおり満天の星空が見えるそうです。このときは残念ながら少々曇っていて見えなかったのですが、そのロケーションからしてけっこう期待できるかもしれません。とても人気のある温泉施設なので、利用には時間制限が設けられ、三時間と五時間、そして1日コースとがありました。100畳以上もある休憩室もあるので、のんびりと利用して日頃の疲れを癒しましょう。
掲載: 2007/02/18
Data
  1. 所在地:群馬県利根郡みなかみ町猿ケ京温泉
  2. 源泉名:猿ヶ京温泉 共有泉湯島
  3. 入浴 :2005年8月
  4. 泉質 :カルシウム・ナトリウム−硫酸塩温泉
    (弱アルカリ性低張性高温泉)
  5. 泉温 :源泉55.5度
  6. PH :7.6
  7. 蒸発残留物:1.25g/kg
  8. 形態 :日帰り温泉施設 男女別
  9. 効能 :神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺など
  10. 露天風呂:あり
  11. 開放度:☆☆☆☆
  12. 清潔度:☆☆☆☆
  13. 気軽度:☆☆☆☆
  14. 人気度:☆☆☆☆
  15. 景色 :☆☆☆☆
  16. 総合評価:☆☆☆☆