福島県
なかやまおんせん・くらのゆ
中山温泉・蔵の湯
ラーメン巡りのあとは温泉で休憩を
ラーメンのメッカとして有名な喜多方市、そのちょっと郊外、道の駅「喜多の郷」にある日帰り温泉施設が「蔵の湯」です。喜多方ラーメンは醤油味がベースのスープ、太めの縮れ麺を使用した、わりとあっさり系のラーメンで、札幌、博多と並んで日本三大ラーメンの一つに数えられることもあるそうです。喜多方でラーメンの食べ歩きをしたあとで、ゆっくりと温泉に浸かってくる休日も良さそうですよね。蔵の湯は、道の駅の一番奥にある瓦屋根の大きな建物です。館内は、フロントを抜けると食事もとれるロビーがあります。駐車場に面した壁は大きなガラス窓になっているので、とても明るい雰囲気がありました。浴室は廊下を抜けた奥にあり、その廊下横は広い畳の休憩室です。別に個室もあるようなのでゆっくりしたい人でもOKです。浴室入口前にはマッサージのコーナーもあり、マッサージ師により体をほぐしてもらえます。脱衣所は鍵付きのロッカーが沢山並んだ、今どきのタイプでした。洗面台も広々として大衆向けに作られているので、なんとなくスーパー銭湯の脱衣所といった印象を受けました。浴室は内湯と露天風呂があります。内湯はとても広く内壁側に洗い場が11基とシャワーが１基あり、そして小さなサウナがあります。洗い場は石鹸だけが用意されていました。外壁側には大きな湯舟と大人が２〜３名ぐらいの小さな水風呂がありました。浴室内は天井も高く広いのでけっこう人が多くても狭苦しさは感じなさそうです。天井は木造の木目の鮮やかな梁が縦横に延びていて、東北の湯治場的な雰囲気がありとても見ごたえがあります。湯舟はとても広く、中央窓側に湯口があり、奥にはジェットバスが２基ついていました。ジェットバス付近の底には気泡浴の装置のような穴のあいたラインがありましたが、今回だけなのかこのときは稼動してはいませんでした。湯は無色透明でほとんど無味無臭です。若干、ツルツルと感じる湯でした。露天エリアもけっこう広いです。湯舟は屋根のついた岩風呂で、脇の岩を組んだ湯口から湯が注がれて、掛け流しなのか湯舟からはそれなりの量が溢れていました。しかし、掛け流されているわりには塩素臭の少し強い湯で、鼻を突く独特の刺激臭が残念で惜しかったです。湯舟の大きさはそこそこあるのですが、それ以上に露天のスペースが広いのも豪快です。湯舟の周囲は石畳になっていて、ベンチなどもあり、開放感を味わいながらのんびりと過ごすことができます。夜間に訪れたのですが、森の中のひんやりとした空気に包まれながらの露天風呂はとても清々しくて気持ちが良かったです。
掲載: 2007/03/25
Data
- 所在地:福島県喜多方市松山町鳥見山字三町歩
- 源泉名:ふれあいパーク喜多の郷
- 入浴 :２００５年１０月
- 泉質 :単純温泉(低張性-弱アルカリ性-高温泉)
- 泉温 :源泉47.7度
- ＰＨ :８．０２
- 蒸発残留物:0.5954g/kg
- 成分総計:0.6869g/kg
- 形態 :日帰り温泉施設 男女別
- 効能 :慢性皮膚病・慢性関節リウマチ・神経炎神経痛など
- 露天風呂:あり
- 開放度:☆☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆☆☆
- 景色 :☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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