山形県

しらぶおんせん・ひがしや

白布温泉・東屋

古くからの名湯、古風な佇まいも人気
白布温泉は山形県の南端、深い山の中にある温泉地です。西吾妻スカイバレーの入口、天元台スキー場の麓にある温泉地で、四季を通じて訪れる人の多い人気の温泉地です。温泉の歴史は古く、開湯は正和年間(1312〜1317)といわれ、奥州三高湯のひとつに数えられています。白布温泉と言えば中屋旅館、東屋旅館、西屋旅館の茅葺屋根の並びが名物となっていましたが、平成12年(2000)に火事で焼失してしまいました。その後、東屋旅館は再建して、かつての茅葺屋根こそは姿を変えてしまいましたが、大きく立派で、そして風情のある建物に生まれ変わりました。新築したばかりとあって館内はまだ新しく、とてもきれいでした。浴室は男女別の浴場と石風呂、そして家族風呂があります。脱衣所はゴザ敷きで棚にカゴが並ぶだけのシンプル設計です。脱衣所からは、内湯と露天風呂へ行き来できるのですが、露天と内湯はつながっていないので、一度脱衣所を経由することになります。内湯は滝風呂と名づけられていて、文字通り大きな打たせ湯が3筋ありました。高さは3.5メートルぐらいですが、湯量が多く豪快な音と強いパンチで、とてもインパクトがあります。けっこう湯の温度が高いので、長く当たっているのは辛いですが、とても気持ちが良かったです。内湯は全体的にとても小ぢんまりとしている狭いものです。打たせ湯と板を挟んで反対側に湯舟がありました。大人が7〜8名くらい入ればいっぱいという大きさですが、湯が豪快に溢れて床一面に広がっている様子はインパクトがあって好印象です。洗い場は4基ほどあり、そのうちシャワーが付いているのは1基のみです。このシンプルさは嫌味でなくいい雰囲気です。それから出入り口脇に小さな木造の浴槽がありましたが、こちらはかなりの高温でした。片足を突っ込むも、ジンジンと痺れる熱さでとても入ってはいられないものでした。ちなみに湯はほとんど無色透明ですが、細かな湯の華が沢山舞っていました。男性の露天風呂はかなり開放的な造りです。少し広めの岩風呂で、中央の突き出た湯口から湯が注がれています。露天の湯は内湯よりも少しぬる目ですが、むしろこちらの方が適温といったところです。フワフワと細かい浮遊物が多く、内湯よりも湯の華の量が多いようです。まるで玉子スープのような印象を受けました。湯口からは湯と同時に気泡もポコポコと出ていて、硫化水素の臭いがプンプンとします。露天風呂は庭園のようになっていて、すぐ裏には山が迫っています。また、露天風呂のすぐ脇には小さな鳥居があり、その上の方には薬師堂が見えました。浴後に裏山に登って薬師堂に参拝してきましたが、そこからは、男性露天風呂は丸見えでした(笑)。ちなみに女性用は風情ある石風呂ですが、こちらは閉鎖的で外からは見えないようなので、心配はご無用です。
掲載: 2007/04/08
Data
  1. 所在地:山形県米沢市白布温泉
  2. 入浴 :2005年11月
  3. 泉質 :カルシウム-硫酸塩温泉
  4. 泉温 :源泉56.8度
  5. PH :7.5
  6. 蒸発残留物:1250mg/kg
  7. 形態 :温泉旅館 男女別
  8. 効能 :動脈硬化症、きりきず、やけど、神経痛、筋肉痛など
  9. 露天風呂:あり
  10. 開放度:☆☆☆
  11. 清潔度:☆☆☆
  12. 気軽度:☆☆
  13. 秘湯度:☆☆☆
  14. 景色 :☆☆☆
  15. 総合評価:☆☆☆☆