三重県
みうらおんせん・しーさいどほてるもちづき「ゆ〜ゆ〜かん」
三浦温泉・シーサイドホテル望月「ゆ〜ゆ〜館」
入り江の静かな景色を眺めながら贅沢気分
紀伊長島町周辺の海岸は「紀伊の松島」と言われるほど、海岸美が楽しめるスポットです。シーサイドホテル望月は入り江の海岸沿い、国道42号線沿いの高台にあるホテルで、まさに海岸美を楽しむ絶景の立地条件にあります。国道からは見上げるようにして高台に聳え(そびえ)立つ建物は、煌びやかさはないもののモダンなスタイルの宿でした。このホテルの浴場は、宿泊者以外の一般の方も気軽に立ち寄りで利用できるので、海岸で遊んだ後に入浴を楽しむのもいいでしょう。浴場はフロント奥の階段を下りた地下にあります。階段を下りるとちょっとした休憩エリアがあり、その奥に浴場の入口がありました。脱衣所内はフローリングで、無料のロッカーとカゴの並んだ棚がありました。それほど大規模なホテルではありませんが、わりと広めでゆったりとしています。洗面台は５基あり、ヘアトニックなどの整髪料なども揃っていました。浴室は石畳の床で壁側には洗い場が並び、反対側のコーナーに湯舟があります。洗い場にはボディソープ、リンスインシャンプーが用意されていました。湯舟は扇形をしていて、角に湯口があるタイプです。湯口の下には壁からジェット噴流と底から気泡浴が出ていて、どちらも勢いが強く全身を揉み解す感じです。いいわけ程度のチョロチョロとしたジェット噴流などもよく見かけますが、これなら体がほぐされている気がしますね。湯は沢山投入されていますが、溢れ出ることはなく循環されて使用されているようです。露天風呂はガラス窓のすぐ外側にあります。こちらは長方形をした湯舟で、その先にはバルコニーのように張り出したウッドデッキがありました。ウッドデッキの先にはちょっとした垣根はあるものの、そこから先は崖になっていて目の前はとても開けています。すぐ真下には国道が走っていますが、目の前には入り江の海岸が広がり、とても優雅な景色となっています。とても静かな入り江で、穏やかな海と突き出した岩礁地帯を眺めながらの入浴は、とてもいい感じてすね。のんびりと湯舟に浸かりながら、のんびりと景色を楽しむのがいいでしょう。ウッドデッキにはデッキチェアも用意してあるので、涼みながら、そして日光浴をしながら過ごすのもいいでしょう。お湯は無色透明で微妙に独特の臭いを感じます。例えるなら防波堤の臭い？という印象で、磯とも違う臭いですね。消毒の薬品の臭いが薄まったものかもしれません。飲泉はできないようですが、ちょっと舐めてみると味覚もほとんど感じませんでした。しかしながら、肌が少々ツルツルと感じる湯で、浴感は悪くないです。観光の拠点や、ドライブスポットとしてもオススメできると思います。
掲載: 2007/04/28
Data
- 所在地:三重県北牟婁郡紀伊長島町三浦字太地
- 源泉名:三浦海岸温泉 鹿ノ湯
- 入浴 :２００５年１１月
- 泉質 :炭酸水素
- 泉温 :源泉22.5度
- 成分総計:0.85g/kg
- 形態 :観光ホテル 男女別
- 効能 :慢性関節炎、リウマチ、神経痛など
- 露天風呂:あり
- 開放度:☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆☆
- 気軽度:☆☆
- 穴場度:☆☆
- 景色 :☆☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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