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宮崎県

たかなべおんせん・めいりんのゆ

高鍋温泉・めいりんの湯

偉人たちの熱いこころを伝える
高鍋温泉めいりんの湯は、宮崎県高鍋町にある日帰り温泉施設です。街外れの山の中にある、とても自然豊かな静かな場所にあります。2001年5月にオープンしたという比較的新しい施設で、駐車場もとても広く、建物も大きく立派なものでした。高鍋町の農産物を扱った直売所や、レストランなどの施設もあり、交流の場としての役割もあるようです。高鍋町は秋月家が治めた高鍋藩の城下町として栄えた町だそうで、安永7年(1778)に開かれた藩校の明倫堂の名前をとって「めいりんの湯」とネーミングされたそうです。ロビーや受付、売店などがあるのは、体育館のような大きな丸みをおびた屋根の建物です。その建物を中心として左手にある緩やかな切妻屋根の建物は、食事処や休憩室になっています。右手にある、長屋のような素朴な建物で、屋根の上に突き出た湯気抜きのある建物は浴舎になっています。館内に入ると下足箱があり、履物を脱いであがります。色鮮やかな木造の建物で、広々とした印象がありました。自動券売機で入浴券を購入し、受付を済ませて浴場へと向かいます。浴場は露天風呂がヒノキのタイプと岩風呂タイプの2種類があり、週替わりで男女が入れ替わるシステムになっていました。今回はヒノキ風呂タイプが男湯でした。脱衣所は鍵付きのロッカーが並んでいて、とっても広々としています。洗面台もとても広く清潔的で、現代的な設備となっていました。浴場に入るとまずは掛かり湯があり、右手外側に大きな主浴槽、左手前には薬湯、そして左奥には洗い場が並び、正面奥には水風呂とサウナがありました。けっしてシンプルな造りではないのですが、一見して見渡せるような造りになっていて、内湯ながらも開放的でとても広々とした印象がありました。薬湯は定期的に内容が変わるようで、今回は「リンゴ」となっていました。色はバイオレットで、ちょっとドギツイ感じがします。色や匂いなどから判断するに、入浴剤を使用しているのでしょう。色もさることながら匂いもリンゴのような、そうでないような微妙な感じでした。洗い場にはボディソープ、リンスインシャンプーが備え付けられています。カランの数もけっこう多く、多少混雑しても余裕がありそうです。サウナは3段型のタワーサウナでテレビ付きです。主浴槽は大きなガラス窓際にあり、ジェットバス、バブルバスが付いていました。湯舟の中には唐突にも石灯篭が置かれていました。灯篭まつりが高鍋の名物になっていますが、これはなかなかユニークですね。湯は薄い黄緑色をした湯で肌がツルッとスベスベに感じる湯です。舐めてみるとかなり塩辛い湯でした。外の露天風呂は内湯のすぐガラス越しにあります。大きな湯舟でやはりここにも石灯篭が沈められていました。露天風呂の奥の方は打たせ湯となっていました。露天風呂の前方は庭園のようになっていて、ベンチやデッキチェアなども置かれてたスペースが広がり、ちょっと涼むのには最適な場所です。雰囲気もいいですし、お湯も個性的であったりと、とてもおススメの温泉施設です。ちなみに売店ではオリジナルの落雁(らくがん)や地元のお母さんたちが作ったお弁当など、温かみのある商品が置かれていたり、温泉を使用した化粧水や化粧石鹸なども売られていて、オリジナリティに溢れていました。
掲載: 2007/10/21
Data
  1. 所在地:宮崎県児湯郡高鍋町大字上江
  2. 入浴 :2006年1月
  3. 泉質 :ナトリウム−塩化物温泉
  4. 泉温 :源泉48.4度
  5. 形態 :日帰り温泉施設 男女別
  6. 効能 :神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、うちみ、捻挫など
  7. 露天風呂:あり
  8. 開放度:☆☆☆
  9. 清潔度:☆☆☆
  10. 気軽度:☆☆☆☆
  11. 景色 :☆☆
  12. 総合評価:☆☆☆