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福岡県

ちくごがわおんせん・つるきそう

筑後川温泉・つるき荘

温めない、冷やさない、100%天然温泉かけ流しの温泉
筑後川温泉は筑紫次郎とも呼ばれる筑紫川の河畔に湧く温泉です。ボーリングによって昭和30年秋に湧き出したまだまだ歴史の浅い温泉地ですが、フルーツ狩りのシーズンともなると、少しは賑わいを見せる素朴な温泉地です。温泉街にはいくつかの旅館やホテルが並びますが、比較的静かな街並みで、あまり歓楽街的な要素はありません。リバーサイドホテルつるき荘は、その筑後川沿いにある観光旅館です。屋内ゲートボール場や屋内グランドゴルフ場を持つ、とても大きな旅館でした。浴場はフロントの先の階段をおりた階下にあります。暖簾(のれん)の揺れる引き戸を開けると脱衣場がありました。茣蓙(ござ)敷きの床の中央に棚と籠が並んだシンプルな脱衣所です。立ち寄り入浴など貴重品を持って利用する場合には、フロントで預かってもらえるので活用しましょう。洗面台は3つ並び、ブラシやドライヤーが用意されていました。室内にはスピーカーから静かなBGMが流れていて、シンプルながらも落ち着いた雰囲気がありました。浴室は宿の規模からするとちょっと小さい気がします。左右に洗い場が3つずつ計6ヶ所あり、その奥正面に湯舟があります。湯舟は15〜16名ほど入れる大きさでしょうか。床はベージュ色のタイル張りで、洗い場の壁はピンク色、浴槽の方の壁はレンガ調になっています。湯舟は赤茶色の御影石を使った縁石で、浴槽内は白っぽいタイルでした。浴槽脇の壁には木立の描かれたタイル画がありました。比較的オーソドックスな浴室ですが、いい意味ですっきりとしています。洗い場にはボディソープ、リンスインシャンプー、固形石鹸が用意されていました。湯はアルカリ性のラジウム泉で無色透明、無味のものです。循環はされているけど、約6時間で入れ替わる半掛け流しなのだそうです。さっぱりとした浴感でサラサラとした感じの湯でしたが、わりと温まりのよい湯に感じました。浴室にはガラス窓があるのですが、すぐ外側は土手になっていて川面は見えません。又、土手の上には歩道があるので、このままだと通行人から丸見えになってしまうので目隠し用の(すだれ)がありました。土手より上にある客室などからは筑後川が眺められていい景色なのだとは思いますが、浴室からの眺めが良くないのは残念です。源泉は30度ほどなので加熱しているそうですが、ぬるすぎず熱すぎず丁度いい温度に調整されていました。
掲載: 2008/02/03
Data
  1. 所在地:福岡県浮羽郡浮羽町大字古川
  2. 入浴 :2006年1月
  3. 泉質 :ラジウム温泉(低張性 アルカリ性 低温泉)
  4. 泉温 :源泉30度
  5. 湧出量:毎分70リットル
  6. 形態 :温泉宿泊施設 男女別
  7. 効能 :リウマチ性疾症、神経麻痺、神経症、病後回復期、疲労回復など
  8. 露天風呂:なし
  9. 開放度:☆
  10. 清潔度:☆☆☆
  11. 気軽度:☆
  12. 景色 :☆
  13. 総合評価:☆☆