大分県
うさおんせん・みずほおんせんそう
宇佐温泉・みずほ温泉荘
貸し切り風呂で優雅にのびのびと
宇佐駅のすぐ南側、国道10号線沿いに建つ温泉旅館が「みずほ温泉荘」です。国道脇には大きな看板で「お食事処」と書かれていて、昼間はレストランとして営業しているようです。見た目からしても和風の食事処といった雰囲気がありました。しかしながら館内には浴室は三つもあり、小さいながらも吹き抜けのロビーや、落ち着いた感じの客室が並んでいたりと、小さな旅館といった雰囲気がありました。浴場はそれぞれ「豊前の湯」「豊後の湯」「周防の湯」と名づけられています。これらは男湯、女湯の区別はなく、利用する際にはどれも家族湯として貸切で利用することになります。周防の湯は館内の一番外側にあり、窓のある一番大きな浴室です。浴室は縦に細長く、手前が洗い場でそこから先は湯舟になっています。湯舟の奥側は浅くなっていて、竹の枕も用意されているので、うたた寝湯を楽しむことができます。そして突き当たりは岩壁になっていて湯がドバドバと注がれていました。窓があるのでとても明るく、また広いので快適です。湯の温度もちょうどいいので、ついつい長湯してしまいそうな浴室です。豊前の湯は檜 造りの浴室です。鼻先を擽 るような、柔らかい木の香りがプンプンと漂っています。ちょっと狭い浴室ですが、和風の落ち着いたムードで居心地がいいです。浴室にはガラス窓があり、その脇に小さな出入り口があります。窓の外にはサンデッキのような小さなスペースがありました。このスペースのおかげで、狭い浴室ながらも明るく感じることができました。豊後の湯は赤御影石と鉄平石で造られていて、わりとゆったりとした広めの浴場です。ガラス窓があるのですが、その外側には小さな坪庭がありました。京都風の坪庭ということで、小さいながらもとても風情があります。お湯は無色透明で微妙にツルツルとする肌触りのいいものです。浴場はどれも貸し切りにできるし、雰囲気も悪くないので、とても満足できました。
掲載: 2008/04/29
Data
- 所在地:大分県宇佐市出光
- 入浴 :２００７年３月
- 泉質 :単純温泉
- 形態 :温泉旅館 男女別
- 効能 :神経痛、筋肉痛、五十肩、関節のこわばり、うちみなど
- 露天風呂:なし
- 開放度:☆
- 清潔度:☆☆☆☆☆
- 気軽度:☆☆
- 穴場度:☆☆☆
- 景色 :☆
- 総合評価:☆☆☆
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