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埼玉県

むさしのゆてんねんおんせん・ちいさなたびむさしのゆ

むさしの湯天然温泉・小さな旅むさしの湯

まるで湯治場のような素朴な雰囲気にうっとり
埼玉県さいたま市、JR大宮駅を東に3キロほど進むと日本大学法学部が見えてきます。そのすぐ目の前にある日帰り温泉施設が「小さな旅むさしの湯」です。平成18年(2006)にオープンしたばかりのとても新しい施設です。いわゆるスーパー銭湯系の大型日帰り入浴施設で、館内には浴場の他、食事処や整体、エステ、岩盤浴などを備えた、癒しの複合施設です。館内に入ると玄関で履物を脱ぎ、自動券売機で入浴券を購入して受付をします。1階の奥は食事処になっていて、右手まわったところに浴場入口がありました。シンプルながらも落ち着いた感じで、温泉旅館にでも来たような雰囲気がありました。浴場は「木の湯」と「石の湯」の趣向の異なった浴場があり、日替わりで男女が入れ替わるシステムになっていました。今回は「木の湯」に入ります。脱衣所はコイン返却式のロッカーが並びます。浴場に入ると右手側に洗い場のエリアがあり、左手側が浴槽となっています。また、入口脇には大きな(かめ)の掛け湯もありました。洗い場はボディソープ、シャンプー、コンディショナーが用意されています。各ブースは、壁に並行して並んでいるのではなく、斜めに並んでいたりと、ちょっと変わった並びをしていました。湯舟は、とても大きなものが3つ並んでいます。手前から、氷川の水風呂、宮の湯(あつ湯)、宮の湯(温湯)となっていて、奥へ進むほど大きな浴槽となっていました。近頃のオーソドックスなスーパー銭湯とは違い、それぞれ大きな湯舟が並んでいるだけで、細々(こまごま)としていないとてもスッキリとした内湯です。天井も壁も湯舟もとってもあっさりとしていて、とても素朴感がありました。木造の湯舟は温かみを感じるもので、とても好感が持てます。湯はどれも無色透明の湯でした。露天風呂にも湯舟がいくつかあります。屋根のついた「杜の湯」、樽風呂の「満天の湯」、そして大きな「宮の湯」がありました。露天風呂はすべて天然温泉を使用しています。湯はちょっと茶色に濁っていて、舐めるとけっこう塩辛さを感じる湯です。加熱、循環されている湯ですが、わりと個性的な湯です。露天風呂もすべて木造の湯舟になっていて、中でも杜の湯はヒノキの香りが強くて、とても清々しい気分で入浴することができました。内湯も露天風呂もシンプルですっきりとしたものですが、その素朴さがまるで湯治場にでも来ているような安らぎを感じさせてくれ、とても気分より利用することができました。近年オープンしているスーパー銭湯系のゴチャゴチャ感はまったく無く、じっくりと落ち着いて利用することができました。
掲載: 2008/05/10
Data
  1. 所在地:埼玉県さいたま市見沼区南中野
  2. 源泉名:宮の湯
  3. 入浴 :2007年4月
  4. 泉質 :ナトリウム-塩化物泉(高張性中性温泉)
  5. 泉温 :源泉35.8度
  6. 湧出量:毎分461.0リットル
  7. 掘削深度:1,500メートル
  8. PH :7.3
  9. 蒸発残留物:15,600mg/kg
  10. 形態 :日帰り温泉施設 男女別
  11. 効能 :神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、関節のこわばり、打ち身など
  12. 露天風呂:あり
  13. 開放度:☆☆☆
  14. 清潔度:☆☆☆☆
  15. 気軽度:☆☆☆☆☆
  16. 人気度:☆☆☆☆
  17. 景色 :☆☆
  18. 総合評価:☆☆☆