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山梨県

いさわおんせん・ほてるはないさわ

石和温泉・ホテル花いさわ

自家源泉を持ち、温泉を贅沢に味わえる宿
石和温泉は昭和36年(1961)の1月に、ぶどう園から湧き出したという新興温泉地です。しかしながら首都圏からのアクセスの良さがウケて、瞬く間に大きな旅館が建ち並び、今や山梨を代表する歓楽街要素の強い温泉地になっています。「ホテル花いさわ」は、石和温泉駅から徒歩5分ほど、大きな白い鉄筋の建物のホテルです。「湯っくり、味わい、くつろぎの宿」がコンセプトの温泉ホテルとなっていて、大きなホテルながらもゆっくりと寛げる雰囲気の宿となっていました。浴場はフロント過ぎた売店の奥にあり、大浴場の「わきいでの湯」「あふれいでの湯」、そして家族風呂の「ほのぼの湯」があります。大浴場は深夜に男女が入れ替わるので、夜と朝とで両方の浴場に入ることができるのも嬉しいですね。脱衣所は棚に籠が並んだシンプルなスタイルです。隅には貴重品用のロッカーもありました。洗面台は広々とし、ブラシや綿棒の他、化粧水や洗顔フォームなども多く取り揃えてありました。浴場は内湯と露天風呂があり、内湯は大きな湯舟がひとつ、そして洗い場があります。ここでまず目を引くのがその湯舟から溢れ出る湯です。溢れ出た湯は床一面に広がり、とても豪快です。湯は無色透明でほとんど無味無臭ですが、ごく微妙にミネラルのような土臭さを感じました。それから驚くのは見た目ばかりではありません。肌に触れるとしっかりとしたツルツル感が肌を包み込み、柔らかい感触がとても気持ちいいです。露天風呂は内湯に比べるとやや小ぢんまりとした感じですが、けっして狭苦しくはありません。露天は岩風呂になっていて、脇には一筋の打たせ湯もありました。露天風呂では内湯のような床を濡らすようなオーバーフローはありませんでしたが、あまり湯の劣化を感じないので、循環もうまく工夫されているようです。ちなみにこの宿の源泉は、敷地内から湧き出る自家源泉だそうです。自前だからこそできる贅沢に温泉が楽しめるのですね。それから家族風呂の「ほのぼの湯」は、脱衣所は狭いながらもそこに併設されているトイレはものすごく広いです。また内湯のみですが、こちらもそれなりにゆったりとスペースが設けられています。浴室はとてもシンプルで飾り気のないものですが、こちらも大浴場と同じようにザーザーと溢れ出ているので、贅沢な気分で温泉を楽しむことができました。
掲載: 2009/01/18
Data
  1. 所在地:山梨県笛吹市石和町松本
  2. 源泉名:ホテル花いさわ源泉温泉6号源泉
  3. 入浴 :2007年11月
  4. 泉質 :アルカリ性単純温泉
  5. 泉温 :源泉31.3度
  6. 形態 :観光ホテル 男女別
  7. 効能 :神経痛、慢性筋肉リウマチ、慢性関節リウマチ、神経胃炎など
  8. 露天風呂:あり
  9. 開放度:☆☆☆
  10. 清潔度:☆☆☆☆☆
  11. 気軽度:☆
  12. 優雅度:☆☆☆
  13. 景色 :☆☆
  14. 総合評価:☆☆☆