神奈川県
ゆがわらおんせん・りょかんきどぐち
湯河原温泉・旅館きどぐち
なんといってもボリューム満点の海の幸が自慢の宿
板前の社長が海の幸をお得に食べてほしくて建てた宿だという「きどぐち」は、真鶴半島の付け根、真鶴駅から徒歩10分ほどの住宅街の中にある小さな宿です。料理自慢の宿として人気のある民宿で、駅にも近いし、海までもまたすぐ近くなので、観光の拠点にとても便利な宿でもあります。住宅街の中にあるので、場所はちょっとわかりづらいかもしれませんが、ボーッと静かにときを過ごすことができる、そんなくつろぎの宿です。そして宿の目玉はなんと言っても料理です。新鮮な海の幸をふんだんに使った夕飯が、次から次へとテーブルに乗り切らないほど運ばれてきます。しかもどれも美味しくて、大食漢でも満足すること間違いなしです。この宿は湯河原の温泉街からは少し離れていますが、宿の浴場は湯河原温泉が引かれています。浴場は１階の帳場の隣にありました。浴場は大と小のふたつあり、時間帯によって男女が入れ替わるシステムです。二時間おきぐらいにちょこちょこと男女が入れ替わるので、入浴する際にはどちらの番なのか気をつけましょう。まずは大浴場から利用することになりました。脱衣所には小さな洗面台と奥には棚が並びます。「大」とはいえ、わりと小ぢんまりとした脱衣所です。温泉分析表が掲げられているので見てみると、「熱海市混合泉」となっています。湯河原温泉からの引き湯と聞いていたのですが、お隣の熱海市から引かれているのでしょうか？それとも泉地区にある「伊豆湯河原温泉」の源泉なのでしょうかね。詳細はよくわかりませんでした。浴室に入ると両サイドに洗い場があって、奥に湯舟があります。予想以上にとても小さな浴場でした。これが大浴場ですから、小浴場はもっと小さいことになります。湯は無色透明でサラッとしているというか、とても軽い感じの湯です。循環されているので、湯舟からは溢れることもなく利用されています。あまり浴感はありませんが、普通の湯とは違ってさすが温まりの早い湯です。ちょっと長く浸かっていると、すぐに茹ってきていい気分になりました。さて、もう一方の小さい浴場は、まさに家庭サイズのスケールの浴場でした。小さな民宿なので浴場が２つあるだけでも大したものです。新鮮な海の幸を鱈腹食べて、天然温泉を楽しめるのだから、こんな贅沢はありませんよね。
掲載: 2009/02/11
Data
- 所在地:神奈川県足柄下郡湯河原町福浦
- 源泉名:熱海市混合泉
- 入浴 :２００８年１月
- 泉質 :ナトリウム・カルシウム−塩化物温泉
(低張性・弱アルカリ性・高温泉) - 泉温 :源泉65.2度
- ＰＨ :８．０４
- 蒸発残留物:4.570g/kg
- 形態 :温泉民宿 男女別
- 効能 :きりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病など
- 露天風呂:なし
- 開放度:☆
- 清潔度:☆☆☆☆
- 気軽度:☆
- 素朴度:☆☆☆☆
- 景色 :
- 総合評価:☆☆
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