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愛知県

なつやけおんせん・ほてるおかだや

夏焼温泉・ホテル岡田屋

静かに佇む優雅な田舎旅館でくつろぎのひとときを
夏焼温泉ホテル岡田屋は国道153号線沿い、道の駅「どんぐりの里いなぶ」の近くにある温泉ホテルです。道の駅からは、武節城址の真下を通るトンネルを抜けたすぐ脇にあります。夏焼温泉は数件の宿が点在する静かな温泉地で、このホテルもそれほど大きな施設ではありませんが、それでも本館、新館と設備的にも十分に立派な宿で、フロントの対応も非常に丁寧で好感の持てる温泉ホテルです。浴場はロビー脇の階段を下りた廊下の先にあります。脱衣所には棚に籠が並ぶだけのシンプルなもので、コインロッカーなどはありません。浴室に入ると両サイドに洗い場が並び、一番奥に湯舟がありました。それほど大きな浴室ではありませんが、総檜風呂とあって木の芳しい香りが鼻をくすぐりとってもリラックスした気分になれます。浴室の床は石タイルですが、壁から天井、浴場の中央にデンと構える長椅子、そして湯舟は底まで檜造りで、木の暖かい温もりを感じます。浴室の片側はガラス窓になっていて、外にはすぐ真下に名倉川という小さな川が流れていました。ホテルの外観だけを見るとわりと近代的なムードがあるのですが、素朴な和風旅館のような風情でとても和みを感じる浴室でした。窓からの景色もとっても長閑(のどか)で非常にのんびりとした田舎らしい空気が漂っています。湯舟は横が4メートル、縦が1.5メートルほどの長方形で、片側は大きく段になった湯の注ぎ口があります。湯は豪快に流れ、その真下からはジェット噴流が吹き出していて、湯舟全体に激しく湯が踊っていますが、湯舟から湯は溢れることはなく循環されているようです。ほとんど無色透明の湯ですが、微妙に濁っているというかくすんでいるような気もします。サラサラとした湯ですが、なんとなく重たいような印象もあり、またツルツルとした心地よい肌触りがありました。個性的というよりはいたって大人しい湯ですが、とにかく浴室全体に充満する檜の香りにうっとりとしてしまい、ゆったりとした気分で寛ぐことができました。今回は立ち寄りでの利用でしたが、のんびりとした雰囲気と優雅な対応が印象的だったので、観光の拠点として旅の疲れを癒す宿に選んでみるのもいいかもしれませんね。料理も「鯉の石焼き」や「あまご寿司」、「しし鍋」など、山里ならではの郷土料理が食べれるので、のんびりと滞在しながら楽しみたいものです。
掲載: 2009/03/07
Data
  1. 所在地:愛知県豊田市武節町田ノ洞
  2. 入浴 :2008年3月
  3. 泉質 :ナトリウム−炭酸水素塩泉(弱アルカリ性低張性冷鉱泉)
  4. 泉温 :源泉13.8度
  5. PH :8.0
  6. 形態 :温泉ホテル 男女別
  7. 効能 :神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばりなど
  8. 露天風呂:なし
  9. 開放度:☆☆
  10. 清潔度:☆☆☆☆
  11. 気軽度:☆☆
  12. 景色 :☆☆☆
  13. 総合評価:☆☆☆