愛知県
みょうごうおんせん・うめのゆ
名号温泉・うめの湯
梅の里の地下1300メートルから湧く天然温泉
湯谷温泉から国道151号線を７キロほど北上した国道沿いにある日帰り温泉施設が名号温泉うめの湯です。宇連川沿いにあり、対岸は緑豊かな山が迫っているなど、とても静かな環境にある温泉施設です。うめの湯という名称だけあって、この周囲は梅林が有名な場所です。駐車場脇にも梅の木があり、まさに梅の時期に訪れたので綺麗に梅の花が咲いていました。また、「梅宴まつり」というものも開催されていてとても賑わっていました。浴舎は平屋建てのわりと素朴なものです。館内入口に自動券売機があり、シューズロッカー、フロント、食事処と続きます。受付の際にシューズロッカーキーと脱衣所のロッカーキーを引き換えるシステムになっていました。脱衣所はすべて鍵付きのロッカーで、わりと小ぢんまりとした感じです。「梅宴まつり」の最中ということで先着順にプレゼントがあるとのことで、ロッカーを開けると中に「梅ようかん」が入っていました。他のロッカーには入浴券なども入っているようでした。その場で抽選よりも、宝探しっぽいドキドキ感があってとても嬉しいサービスですね。浴室に入ると入口に掛かり湯とサウナがあり、内壁側に洗い場が並んでその反対側に湯舟が並んでいます。湯舟はサウナ側に水風呂、そして窓側に大きな主浴槽があります。主浴槽にはバブルバスやジェットバスのついたものでした。洗い場にはボディソープとシャンプー、リンスが用意されています。お茶の成分の入ったものでしたが、どうせなら梅の香りがするものなどを用意してあったら粋なんですけどね。湯はほとんど無色透明ですが微妙に濁っている気もします。説明には「黄白色は温泉の成分」だと書かれていましたが、そんな色には見えないのがちょっと残念です。外には露天風呂があります。手前側に打たせ湯があり、奥には横が５メートルほどの岩風呂がありました。城壁のような石垣白壁がありますが、正面は開けていて目の前の山の自然を間近に見ることができます。真下を覗くと宇連川の清流が流れていて、とてものんびりとした自然を楽しむことができました。露天の湯も内湯と同じようにあまり特徴の少ない湯です。紫外線酸化殺菌装置により清潔的に湯を循環しているそうですが、消毒の薬品の臭いもけっこう残っていて、肌が少しキシキシするような印象の湯でした。また、オルゴールのBGMが流れていてリラックスムードを演出しているのですが、せっかく自然の中にあるのでこれは無くてもいいのではないかと感じました。雰囲気も良く、眺めも良く、気軽に立ち寄ることができるので、ドライブ帰りに立ち寄ってみるのにはいいかもしれません。
掲載: 2009/03/08
Data
- 所在地:愛知県新城市名号
- 入浴 :２００８年３月
- 泉質 :アルカリ性単純温泉
- 泉温 :源泉32.8度
- 湧出量:毎分430リットル
- 掘削深度:1,300メートル
- ＰＨ :８．５
- 溶存物質:0.228g/kg
- 形態 :日帰り温泉施設 男女別
- 効能 :神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばりなど
- 露天風呂:あり
- 開放度:☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆☆☆
- 人気度:☆☆☆☆
- 景色 :☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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