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栃木県

ふくわたおんせん・かんぽのやどしおばら

福渡温泉・かんぽの宿塩原

自然に囲まれゆったりと温泉を満喫
塩原温泉郷は箒川沿いを中心に谷間に点在する11の温泉地の総称です。大同元年(806)に発見されたのが最初といわれる古い歴史ある温泉地で、近代には数々の文豪たちが逗留した風情ある温泉郷です。かんぽの宿塩原は福渡温泉にある公共の温泉宿です。国道からは川の対岸の森に囲まれた自然豊かな場所にあります。かんぽの宿は日本各地にあり、けっこう大型の宿泊施設となっていますが、ここの宿はそれほど大型という感じもせずとても静かな雰囲気がありました。浴場はロビーを抜けた先になります。脱衣所は鍵付きのロッカーと、籠がいくつか用意されていました。洗面台も広く、全体的に明るい印象を受けます。浴場の入口に菅笠(すげがさ)がいくつか並んでいるのが目に付きます。これは露天風呂を利用する際に、雨天時などに利用してくださいとのことでした。実際に利用する方がどれくらいいるのかわかりませんが、なかなか風情ある演出ですよね。浴場は内湯と露天風呂があります。内湯は手前側に洗い場がいくつか並び、奥が湯舟です。全体的にシンプルで宿の規模の割りにはそれほど広くないように感じました。しかしながら、とても個性的な雰囲気が漂っています。個性的な特徴のひとつとなるのはその床です。湯舟から溢れ出た温泉の成分による堆積なのか、とても芸術的な模様が描かれているのです。湯舟は大小2つに区切られていて、小さい方は無色透明の湯、そして大きい方は黄銅色というか菜種油色のような色合いの湯が張ってありました。一見すると大したことのないような湯にも見えますが、この床を見る限りけっこう成分の濃厚な湯なんでしょうね。湯は角の湯口から注がれていますが、飲泉はできない旨が書かれていました。かるく舐めてみましたが、薄い塩味と気だるくなるような苦味を少々感じました。塩分を含んでいるせいもあってか、体がよく温まる気がします。浴室は中規模ながらも大きなガラス窓から光が射し込んでいてとても明るい雰囲気です。窓の外は箱庭のような小さな庭園になっていて、雰囲気はまずまずといったところです。露天風呂は浴場内の脇から出たすぐ外側にあります。こちらも小ぢんまりとした湯舟ですが、岩風呂になっていてそれなりに風情があります。しかしながら、こちらの湯は微妙に濁っているようですがほとんど無色透明です。こちらも天然温泉を使用しているようですが、循環しているので透明になっていると説明札がありました。せっかく自然の中にある施設なのに景色が眺められないのはちょっと難点ですが、公共の宿にしてはそれほど消毒臭がキツイわけでもなくうまく温泉を利用しているのかなぁと感じました。自然に囲まれた宿ということで、四季折々の景色を眺めながらゆっくりと過ごすこともでき、気軽に温泉を満喫したい方にはちょうどいい宿でしょう。
掲載: 2009/03/28
Data
  1. 所在地:栃木県那須塩原市塩原
  2. 源泉名:町営鹿股2号
  3. 入浴 :2008年4月
  4. 泉質 :ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉
  5. 泉温 :源泉51.5度
  6. PH :7.1
  7. 蒸発残留物:2784.0mg/kg
  8. 形態 :公共の宿 男女別
  9. 効能 :神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばりなど
  10. 露天風呂:あり
  11. 開放度:☆☆☆
  12. 清潔度:☆☆☆☆
  13. 気軽度:☆☆
  14. 景色 :☆☆☆
  15. 総合評価:☆☆☆