栃木県
なすちょうぼうおんせん・にゅーおおたか
那須眺望温泉・ニューおおたか
茶臼岳を眺めながら壮大な景色を楽しめる露天風呂
那須温泉神社よりさらに奥へと進み、ボルケーノハイウェイに乗って茶臼岳に向かっていったところ、途中で東側のボルケーノハイウェイとぶつかる広くなった場所からすぐ東側に入ったところにあるのが「旅館ニューおおたか」です。有名な大丸温泉のすぐ手前にある素朴な宿です。目の前に大きな駐車場がありますが、立ち寄り入浴はほとんどの客が大丸温泉へと向かっていきます。目の前のニューおおたかにはあまり人は訪れないようで、けっこう穴場的存在かもしれません。宿は小ぢんまりとしていて飾らない雰囲気がいいのですが、けっして古びているわけでも汚いわけでもありません。浴場は１階の廊下の奥にあります。棚にカゴが並んだだけの質素な脱衣所がありました。脱衣所の目の前には貴重品用の小さな鍵付きロッカーも用意されていました。内湯は巨石を配した岩風呂になっています。手前側に洗い場が二ヶ所あり、奥に大人が４〜５名ほど入れる湯舟です。角の湯口からジョロジョロと湯が注がれ、そのまま溢れて床を流れているので、完全な掛け流しになっているようです。注がれる湯は無色透明の綺麗な湯ですが、湯口の周囲はオレンジ色に染まっていて、湯舟ではウグイス色っぽく微妙に白濁しています。湯舟を取り囲んでいる岩も表面がザラザラと温泉の成分らしきものが付着していました。注がれている湯を飲んでみると、鉄分というか金属味を微かに感じました。外の露天風呂は内湯よりも大きな岩風呂になっています。大人が10名以上はゆったりと入れる大きさです。すぐ真横は建物なので、廊下や部屋の窓から丸見え的な印象ですが、庭木など雰囲気造りも悪くありません。それどころか何といっても景色が凄くいいです。ちょうど崖側に開けた状態になっているので、開放感がたっぷりで、目の前には茶臼岳がどっしりと構えています。ちょっと残念なのは、目の前に電信柱が立っていて、ちょうど景色とかぶるところですかね。凄くいい景色だけに興醒めしてもったいないですね。山から吹き抜ける心地よい風もまた、気持ちいいですね。ちなみに内湯はちょっと熱めですが、露天はちょうどいい温度です。初夏の暑い日に訪れましたが、気持ちよく利用することができました。
掲載: 2009/06/14
Data
- 所在地:栃木県那須郡那須町湯本
- 源泉名:相の湯
- 入浴 :２００８年７月
- 泉質 :単純温泉
- 泉温 :源泉71.7度
- ＰＨ :６．５
- 蒸発残留物:739.2mg/kg
- 形態 :温泉旅館 男女別
- 効能 :神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばりなど
- 露天風呂:あり
- 開放度:☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆
- 気軽度:☆☆
- 穴場度:☆☆☆
- 景色 :☆☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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