群馬県

くさつおんせん・くさつなうりぞーとほてる

草津温泉・草津ナウリゾートホテル

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草津ナウリゾートホテルは、草津温泉の中心地である湯畑からクルマで５分ほど、ベルツの森にある滞在型の大型スパリゾートホテルです。客室やレストラン、売店の他、テニスコートやパターゴルフ場、室内プールなどを備えていて、滞在しながらゆっくりと余暇を過ごすことができる施設となっています。今回は８月後半の平日に訪れてみましたが、それでも沢山の人が遊びに来ていて、とても人気のある施設だということを実感しました。館内に入ると広々とした空間をうまく利用して、とても品のある洋風の佇まいです。大浴場は館内の右手奥にあります。フロントからだと、右手廊下の先、螺旋階段を下りていき、卓球場のある遊技場を抜けた渡り廊下を突き進んだ先にあります。大きなホテルなので客室から浴場に向かうのもけっこう大変ですね。浴場入口前には浴場とプールの受付がありました。受付前のロビーは片側が大きなガラス面になっていて、室内プールが一望できるようになっています。脱衣所には棚に籠が並んだ簡易的なタイプで、貴重品は受付前の専用ロッカーを利用します。洗面台は広くて脱衣所内もゆったりとしています。浴場は脇の階段を下りていきますが、途中で二手に分かれています。一方はプールへと続き、もう一方が温泉浴場へと続きます。浴場に入ると手前側に掛かり湯と洗い場が並び、ちょっと薄暗い雰囲気の内湯です。洗い場を過ぎると湯舟がいくつかあり、大きなホテルだけあってとても広々とした雰囲気がありました。洗い場のすぐ先にある湯舟は泡風呂になっていますが、こちらは真湯になっています。また、ガラス窓際にある大きな岩風呂も真湯になっています。天然温泉を利用した湯舟は、真湯の岩風呂のすぐ隣にありました。こちらも大きな岩で囲んだ岩風呂になっていて、滝のような湯口から熱めの湯が注がれています。湯は無色透明ですが、それほど透明度は高くありません。見た目はあまり特徴がないようにも感じ、浸かった直後もサラッとした浴感だけでしたが、しばらく浸かっていると肌がツルッとしてきます。また、さらに体中にある傷が沁み始めました。カサブタになってもう沁みないハズの傷でさえ、ジンジンと沁みてきます。注がれる湯をそっと舐めてみると、レモンのようなキュッとした酸味と安物のワインのような渋みがあり、けっこう強烈な味があります。酸性の強い温泉のようで、肌が溶けて沁みているのでしょうかね。大人しいようで非常にインパクトのある温泉でした。内湯のすぐ外には露天風呂があります。こちらも大きな岩を配した岩風呂になっています。湯畑にあるような木製の樋から湯が注がれる「樋湯」と、巨岩の上から湯が注がれる「滝湯」というのがあり、なかなか風情のある露天です。こちらの湯はそれぞれ温泉に真湯を加えて薄めているので、それほど肌に刺激もなく、非常に楽に入浴することができます。プールの方は大きな温水プールになっていて、一角には深さが３メートルある飛び込み台付きのプールになっています。また、子供用の浅いプールもありました。のんびりと滞在しながら存分にリゾート気分を味わいたい施設だと感じました。

掲載: 2009/09/13

Data

1. 所在地:群馬県吾妻郡草津町草津白根
2. 源泉名:万代鉱
3. 入浴　:２００８年８月
4. 泉質 :酸性・含ヒ素−アルミニウム−硫酸塩・塩化物温泉
5. 泉温　:源泉96.0度
6. ＰＨ　:１．５
7. 蒸発残留物:2.83g/kg
8. 形態　:リゾートホテル　男女別
9. 効能　:真菌症(水虫)、慢性湿疹、リウマチ性疾患、難治性潰瘍など
10. 露天風呂:あり
11. 開放度:☆☆☆
12. 清潔度:☆☆☆☆
13. 景色　:☆☆☆
14. 総合評価:☆☆☆