沖縄県

ろわじーるほてるみえぐすくおんせん・ろわじーるほてるなは

ロワジールホテル三重城温泉・ロワジールホテル那覇

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那覇市のポートサイド、那覇港近くに建つ大きな高級リゾートホテルのロワジールホテルには天然温泉があることで有名です。沖縄県は日本国内でも温泉資源の最も乏しい地域で、その稀少性と高級ブランドから、この温泉もまた非常に敷居の高い温泉のひとつとなっています。ゆいレールの旭橋駅からでも徒歩で15分ほど、バスかタクシーでの利用となり、繁華街からは少し離れていますが、その存在感は非常に大きなものとなっています。リゾートホテルということで、屋内プールや屋外の造波プール、本格的なエステスパ、マッサージなどがあります。外来での入浴も可能ですが、気軽に立ち寄れる料金ではなくとても手の出る代物ではありません。ちなみに宿泊者は誰でも利用できるのではなく、宿泊者も一般の場合には利用料金がかかります。宿泊者でもけっこういい料金がかかりますが、温泉とプールの両方が利用できるので存分に施設を使い切るつもりで利用するのがいいでしょう。それではさっそく浴場の「三重城温泉」に入ります。浴場は屋内プールの手前にあります。脱衣所はプールと共用となっていました。受付ではハンドタオルとバスタオル、そしてロッカーキーが手渡されます。ロッカーキーはシューズロッカーと脱衣所のロッカー兼用です。大きなホテルのわりには脱衣所はそれほど広くもありません。それほど混雑することもないのかもしれませんね。脱衣場入口脇には浴衣が用意してありましたが、こちらはマッサージ専用のようで館内で着ることはできないようです。浴場もわりと小ぢんまりとしたものです。入り口脇にサウナがあり、水風呂、主浴槽、気泡浴、洗い場と並びます。洗い場にはボディソープとシャンプー、コンディショナー、シェービングムースが用意されていました。一般の観光ホテルの浴場といった感じで、特別な雰囲気は残念ながらあまり感じられませんでした。しかしながらお湯はけっこう本格的なものです。約800万年前の古代海水という温泉は、ごくごく微妙に黄色っぽい色がついていて、また湯の華が沢山舞っています。その湯の華なのですが、湯葉状のもので大きいものでは10センチ以上もあるのが漂っています。温泉好きにはたまらない状況ですが、見た目には少し汚らしくみえます。天然温泉成分の一部なので安心だと説明が書いてありました。露天風呂は内湯のすぐ外側、大きなガラス窓越しにあります。こちらは岩風呂となっています。また、露天のエリアにも洗い場がありました。浴場は露天とはいえ、高い壁があるので外の景色はまったく見えません。空も一部しか見えないので、あまり開放感のようなものもありませんでした。湯はこちらも内湯と同じように湯の華が舞っています。湯は濾過、過熱しながらも、循環はしていないそうで、掛け流しとなっています。古代海水ということで、非常に塩辛い湯が特徴です。浴後は汗が止まらないほど体が温まりますが、館内は冷房も完備なのでそれほど気になりませんでした。料金が高めでありながらも、それに見合うだけの施設ではないように感じますが、温泉の質は非常に良いことと、優越感が味わえる点で「リゾート温泉」と割り切って楽しみましょう。

掲載: 2010/03/21

Data

1. 所在地:沖縄県那覇市西
2. 入浴　:２００９年７月
3. 泉質 :含ヨウ素−ナトリウム−塩化物泉
4. 泉温　:源泉40.6度
5. 湧出量:毎分442リットル
6. 掘削深度:800メートル
7. ＰＨ　:７．３
8. 蒸発残留物:20.08g/kg
9. 形態　:リゾートホテル　男女別
10. 効能　:神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばりなど
11. 露天風呂:あり
12. 開放度:☆☆
13. 清潔度:☆☆☆☆
14. 気軽度:☆
15. 異色度:☆☆
16. 景色　:☆☆
17. 総合評価:☆☆☆