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栃木県

きぬがわおんせん・きぬがわろいやるほてる

鬼怒川温泉・鬼怒川ロイヤルホテル

静かな景色も魅力的、河畔のリゾート型ホテル
鬼怒川温泉は栃木県を代表する温泉地のひとつです。発見は宝暦2年(1752)と言われ歴史ある温泉地なのですが、日光の寺社領だったこともあり一般の人が利用できるようになったのは明治になってからとのこと。その後、急速に観光地として発展し、大型のホテルや旅館が建ち並ぶ歓楽温泉街として発展していったそうです。鬼怒川ロイヤルホテルは、鬼怒川沿い、景勝地である「楯岩」の近くに建つ大型の温泉観光ホテルです。館内には大きな宴会場の他、麻雀部屋やゲームコーナー、ナイトクラブなど、様々なレクリェーション施設の整ったレジャーホテルですが、社会の世相を反映してかとてもリーズナブルな料金で楽しめるというのがウリになっているようです。温泉業界も工夫を凝らして多様的になって、ますます競争が激しくなる時代、利用者にとって選択肢が増えるというのは嬉しいことですね。浴場は男女別の大浴場と、予約制の貸切風呂があります。大浴場は大型のホテルだけあってそれなりに余裕のある大きな湯舟が自慢です。しかしながら、コストを抑えるためでしょうか、ゴージャスな雰囲気よりはわりとシンプルな雰囲気を感じます。内湯は壁際に洗い場がズラッと並び、大きな主浴槽と小さな水風呂、そして高温サウナが用意されていました。湯舟へは無色透明のサラサラとした湯が大量に注がれていました。外側は大きなガラス窓になっていることもあり、浴室内はそれなりに明るいムードです。照明は多いわけでもないので、夜間はわりと暗めに感じました。浴場のすぐ外側には露天風呂があります。こちらは内湯に比べ、けっこう小ぢんまりとした印象を受けます。それというのも、目の前にある壁との隙間を這うように細長くなった岩風呂だったのです。また、壁もちょっと高くなっていて景色は見えません。建物の裏側にあたる場所にあるので、壁がなくても景色は楽しめないかもしれません。河畔に露天風呂をつくれば、きっと風情ある野趣的なものになったことでしょう。ホテルの立地は非常にいいところにあるだけに、もっとロケーションを考慮して欲しかったなぁという印象です。しかしながら、観光地になっているということもあり、また向かいの展望台からも見えてしまう恐れがあるなど、いろんな要素があって難しいのかもしれませんね。だけど貸切で利用できる露天風呂は、「みはらしの湯」とのネーミングどおり優雅に過ごすことのできる展望風呂です。贅沢に過ごしたいならこちらも利用してみましょう。なにかと忙しい世の中、たまにはのんびりと余暇を過ごしたいものですね。
掲載: 2010/07/11
Data
  1. 所在地:栃木県日光市鬼怒川温泉大原
  2. 源泉名:鬼怒川・川治温泉観光開発1・2号混合泉
  3. 入浴 :2009年10月
  4. 泉質 :アルカリ性単純温泉
  5. 泉温 :源泉32.0度
  6. PH :9.1
  7. 蒸発残留物:435.1mg/kg
  8. 形態 :温泉観光ホテル 男女別
  9. 効能 :神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばりなど
  10. 露天風呂:あり
  11. 開放度:☆☆☆
  12. 清潔度:☆☆☆
  13. 気軽度:☆☆
  14. 景色 :☆☆
  15. 総合評価:☆☆☆