1. トップページ
  2. 温泉天國のススメ
  3. 湯元こんぴら温泉・桜の抄

香川県

ゆもとこんぴらおんせん・さくらのしょう

湯元こんぴら温泉・桜の抄

金刀比羅参りの後は優雅に温泉三昧
金刀比羅宮は香川県にある有名な神社です。「こんぴらさん」と呼ばれ、昔から参拝客に親しまれているのですが、1300段以上もある石段が有名で、観光地としても人気があります。参拝客を苦しませている延々と続く石段ですが、その途中から逸れたところに建つ大きなホテルが「琴平グランドホテル 桜の抄」です。とても高級感の漂う大型の旅館で、優雅な雰囲気が漂っています。そして嬉しいことに天然温泉を楽しめる豪華な温泉浴場も自慢のひとつです。温泉浴場は館内の3階にあります。エレベータでのぼるとすぐに入口があります。浴場前にはバスタオルが山積みで用意されているので、利用する際にはハンドタオルだけを持って向かえばいいでしょう。そこから小上がりになった通路を通って浴場に向かっていくと、通路沿いにはいくつかの客間のような雰囲気のある寛ぎスペースがあります。湯上りに休憩するのもいいですが、その際に飲み物なども注文できる喫茶ポイントにもなっているそうです。すぐ目の前にカウンターがあり、飲み物の注文やクイックマッサージの予約もできるようです。脱衣所は大型の旅館らしく、広々として棚にはカゴがズラッと並んでいます。一部には貴重品用のロッカーも用意されていました。湯上りに飲める給茶機がありますが、湧き水を利用したものだそうで、冷たい水も美味しかったです。浴場は手桶の並んだ掛かり湯があり、その先に内湯が広がります。洗い場もたくさん用意されていて、ひとつひとつの間隔もゆったりとしていました。湯舟は大きなガラス窓際にあり、手前と奥とで2つに区切られていました。区切られてはいるものの、その区切りも完全なものではないのでどちらも同じ湯となっています。区切り部分はとても浅くなっていて、そこに湯の注ぎ口があります。サラサラと無色透明の湯が注がれていました。湯舟の湯は循環式になっているのでしょう、湯舟の奥側の専用排水溝へと溢れた湯が流れていました。定期的に湯を入れ替えているのか、時折、バシャバシャと湯口から大量の湯が注がれます。ところがそれは熱い湯ではなく、冷たい水が注がれているのです。源泉温度は低いようなので、もしかしたら源泉を注いでいるのでしょうか。大型の旅館ですが、うまく源泉を利用してくれているのではないですかね。ガラス窓の外側には露天風呂が見えます。さっそく外へと出てみると庭園風の細長い庭に2つの湯舟があります。手前側は四角形の桧風呂となっています。そして奥の方は御影石で造れた八角形の湯舟です。桧風呂の方は赤い大きな番傘が、御影石風呂の方は東屋の屋根がついていました。どちらも情緒のある華やいだ雰囲気がありました。ちなみに露天風呂付きの優雅な客室もあるようです。パンフレットの写真を見ると、タイプも様々でとても贅沢な空間となっているようです。余裕があるようなら、こういった部屋でまったりと温泉を楽しむのもいいでしょう。
掲載: 2010/11/23
Data
  1. 所在地:香川県仲多度郡琴平町
  2. 源泉名:こんぴら温泉いこいの湯
  3. 入浴 :2010年1月
  4. 泉質 :アルカリ性単純温泉
  5. 泉温 :源泉28.2度
  6. 形態 :観光ホテル 男女別
  7. 効能 :神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばりなど
  8. 露天風呂:あり
  9. 開放度:☆☆☆
  10. 清潔度:☆☆☆☆
  11. 気軽度:☆
  12. 優雅度:☆☆☆☆
  13. 景色 :☆☆☆
  14. 総合評価:☆☆☆