岩手県
しんゆもとおんせん・みすいかんほんかん
新湯本温泉・美翠館本館
ツルツルの化粧水温泉が掛け流し
東北道花巻インターから車で10分ほど、新湯本温泉にある一軒宿が「美翠館」です。一軒宿といっても、本館と別館が道路を挟んで反対側にあり、それぞれ別々の施設となっているようにみえます。ここは宿泊はもちろんのこと、日帰りでの入浴も可能です。日帰りの場合、本館と別館、それぞれ別料金になります。また、足湯施設もあるのですが、これもまた別料金です。三つの温泉施設があるような感じですかね。今回は大露天風呂が自慢の本館に立ち寄ってみました。宿の前までくると広い駐車場があり、またレストランなどもあり、なかなか楽しめそうなところです。別館にはプールもあるようです。それではさっそく本館に入ってみます。日帰り入浴の方はまずは玄関でスリッパに履き替えます。フロントで受付をすると、正面奥を左へいったところに大きな暖簾が揺れていて浴場がありました。脱衣場は入口にコインロッカーがあり、脱衣棚にはカゴが並びます。洗面台には整髪料なども揃っていて、そこそこって感じです。内湯への出入口と露天風呂の出入口があり、それぞれ脱衣所を経由して行き来することになります。まずは内湯に入ります。こちらは内湯とはいえ、なかなか広いです。湯舟が２つあり、右側はバブルバスがあり、左側は少しぬる目の湯が入っていました。体を流してさっそく浸かりますが、これがまた驚くほどヌルヌル感のある滑らかな湯です。ほんと透き通った無色透明の湯ですが、まるでとろみがあるようなほどヌルヌル感があります。実際はサラッとした湯ですが、肌に触れるとヌルッとした浴感になるようです。そのまま化粧水として利用できそうなほどツルツルとした感触があり、浴後はもちろんツルツル肌を実感できます。これは女性でなくともうっとりとする心地よさです。さて、自慢の大露天風呂に入ってみましょう。こちらは扉を開けた瞬間、とにかくそのスケールの大きさに心が躍ります。80名ほどは入れるという岩風呂になっていて、空が青くてとても開放的な気分になります。湯舟は手前側が少し浅くなっていますが、その奥は深くなっています。へその上ほどまであるので、けっこう深めですね。広いのでプールみたいな感覚になってしまいます。子どもたちには大興奮の露天風呂でしょう。しかも、このツルツルとした浴感だから、なおさら気分も高まります。湯は大量に溢れ出て流れていきます。掛け流しになっているのでしょうか。露天の脇には高床式の小さな小屋がありました。何かあるのかなと覗いてみると、中には掃除道具が入っていました。意味ありげにあるので、何か特別な浴室かと思ってしまいました。露天には寝湯や打たせ湯の設備もありましたが、このときは湯は張られていませんでした。とても広くて開放的で、湯もツルツルで、楽しく美しくなれる温泉だと思いました。
掲載: 2011/03/27
Data
- 所在地:岩手県花巻市糠塚第一地割
- 源泉名:小桜の湯２号・３号混合の湯
- 入浴 :２０１０年８月
- 泉質 :アルカリ性単純温泉
- 泉温 :源泉50.0度
- ＰＨ :８．５
- 蒸発残留物:0.4005g/kg
- ラドン含有量:3.28x10-10キュリーラドン/kg
- 形態 :温泉旅館 男女別
- 効能 :神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばりなど
- 露天風呂:あり
- 開放度:☆☆☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆☆
- 気軽度:☆☆
- 異色度:☆☆☆
- 景色 :☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆☆
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