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宮城県

あきうおんせん・ほてるにゅーみとや

秋保温泉・ホテルニュー水戸屋

多種多様な浴場で湯巡り体験
ホテルニュー水戸屋は、秋保温泉街の中心付近、大きくて格式の高そうな雰囲気がプンプンと漂う高級温泉宿です。ハイクラスな雰囲気の中で、温泉巡りをしている自分がちょっと場違いな気分を感じつつも、エントランスに向かうとサッと宿の人が出迎えてくれました。宿泊ならいいのですが、今回は立ち寄りでの入浴だったので、とても恐縮してしまいます。館内にはいるとエントランスとロビーは広々としていて、とても煌びやかで豪華な印象を受けました。会社の商談にでも利用しているのでしょうか、スーツを着たサラリーマン風の人も何人かいました。また、お茶を楽しむ品の良さそうなご婦人方もいて、とてもセレブな客層に感じます。さてさて浴場の方ですが、こちらはいくつか趣向を凝らしたものがあるようで、「水心鏡」「月宮殿」「梅の粧」と名称が付けられていました。案内を見る限りどの浴場も広々として優雅な雰囲気です。今回は「梅の粧」に入ることになりました。ちなみに大浴場とは別に貸切風呂もあるそうです。梅の粧は館内のまたずいぶんと奥の方にあります。浴場に辿り着くまでのアプローチも、なんだか優雅でいいですね。その途中にはいくつかの食事処もあり、ランチメニューなども用意されていました。意外にもランチはそんなに高くはなさそうなので、わりと気軽に利用できそうです。ようやく脱衣所に辿り着くと、これもまた広くてとても脱衣所の雰囲気ではありません。広いというか空間を贅沢に使って、ゆったりとした雰囲気がありました。脱衣所なのに、イスとテーブルのセットがあって、まったりと窓越しの池を眺めることができます。よく見ると、池の奥には露天風呂が見えました。池は中庭のようになったところにあり、それを取り囲むように浴場があるようです。全体的にシャープな印象を与える、クールな雰囲気です。脱衣所は棚にカゴというスタイルですが、入口脇に貴重品用のロッカーがあるので荷物も安心です。洗面台は別の小部屋のようになったところにあり、鏡も大きく整髪料やトニック類も充実していました。浴場の入口は2ヶ所あり、右側は内湯、左側は露天風呂へと通じていました。浴場は円を描くように奥で繋がっているので、どちらに行っても、わざわざ脱衣所に戻る必要はありません。順当ということで内湯側から入ってみることにしました。まずはゆったりとした洗い場があり、大きな主浴槽があります。やはりガラス窓際にあり、池を臨むような形でゆったりと浸かることができます。続いて奥へと進むと、またそれなりに大きな湯舟があります。先ほどの湯舟と温度が違うようにも感じないので同じなのかと思うのですが、微妙に最初の湯舟の方がツルッとした浴感があるような気がします。さらに奥、最初の湯舟の反対側には低温浴槽がありました。非常にぬるい湯ですが、源泉というわけでもなさそうです。ツルッとした浴感もなく、単にぬる〜い湯という印象です。消毒臭も他よりも強かったので、温水プールのような感じですかね。目の前にサウナがあるので、水風呂代わりだと思います。そこから先は外になっていて、石橋を渡ると露天風呂があります。露天は岩風呂になっていて、わりと小ぢんまりとした感じがありました。外気を味わえるだけでも内湯とはまったく違った感じを受けますね。岩風呂はけっこう段差が激しいので、足元に気をつけて入った方がいいです。とても大きな浴場だけあって、設備や環境は整っていて満足だけど、肝心の湯があまりインパクト無くてもったいないですね。洗練されたシャープなイメージの浴場ですが、逆に遊び心を感じないので寂しい気がしました。でも、他の浴場はまた別の雰囲気があるようなので、是非今度はそちらも入ってみたいです。こういう大型のホテルは、何日か滞在して贅沢に過ごしてみたいですね。
掲載: 2011/04/02
Data
  1. 所在地:宮城県仙台市太白区秋保町湯元字薬師
  2. 源泉名:秋保温泉 2号・4号混合泉
  3. 入浴 :2010年8月
  4. 泉質 :ナトリウム・カルシウム−塩化物泉
  5. 泉温 :源泉64.5度
  6. PH :7.4
  7. 形態 :観光ホテル 男女別
  8. 効能 :切り傷、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病など
  9. 露天風呂:あり
  10. 開放度:☆☆☆
  11. 清潔度:☆☆☆☆☆
  12. 気軽度:☆☆
  13. 優雅度:☆☆☆☆
  14. 景色 :☆☆
  15. 総合評価:☆☆☆