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山口県

ゆだおんせん・ゆのかどおりあしゆ

湯田温泉・湯の香通り足湯

静かな路地の通りでのんびり足湯
湯田温泉は山口県の山口市にある大きな温泉街です。県庁所在地の中心地に温泉街があるという好条件の観光スポットで、萩や津和野、秋吉台などへの観光拠点としても便利なところです。温泉の歴史も古く、およそ600年もの前から親しまれているとのことです。さらに古くい文献にも温泉の存在が記されているようですから、そうとう昔から温泉が湧いていたのでしょう。ここには白狐による温泉発見の伝説があり、町には白狐をイメージした施設がたくさんあります。駅前には巨大な白狐のオブジェがあるなど、様々な狐のキャラクターが観光客ももてなしてくれています。温泉街にはいくつかの足湯が点在していて、足湯巡りをして街を散策するのも面白そうなところです。その中のひとつ、ホテル松政の脇を抜ける湯の香通りにある足湯に入りました。訪れたのが4月上旬の週末で、ちょうどこのとき「湯田温泉白狐祭り」というのを開催していたので、街中はとても賑わっていました。どこの足湯も人がいっぱいだったので、路地に入ったここなら空いているだろうと訪れてみました。するとその読みどおり、小ぢんまりとした足湯には数人の先客がいただけでした。通りは狭く、ほんとに小さな路地といった感じです。その狭い路地の一角に少しだけスペースが設けられ、足湯がつくられていました。足湯は湯舟の手前と奥との両サイドに腰掛用の木製のベンチがあります。大人が5〜6名ほどで寛ぐにはちょうどいいぐらいの大きさかと思います。ベンチは二段になっていて、小さな子どもなどは下の段、大人は上の段に座るとちょうどいい高さになっているようです。東屋のついた足湯なので雨天でも利用でき、また、ちょっと隠れた静かな雰囲気がありました。湯は数メートルほど離れたところに飲泉できるような湯の注ぎ口があり、そこから細い溝を伝って熱い湯が流れています。飲泉口は素手では触れないほど熱いのですが、溝を流れる間に少しずつ冷却されて、足湯に注がれるときには適温になっているようでした。お湯は無色透明の透き通った感じの湯ですが、湯に浸かるとツルッとした浴感がはっきりと感じられるとても柔らかい印象があります。名湯と呼ばれるだけある、とても個性的な湯です。湯の注ぎ口近くは熱く、下流に行くと少しぬるくなるので、好みの場所でゆっくりと過ごせます。湯田の温泉街を散策する際には、タオルなどは事前に用意してから散歩に出かけるのがいいでしょう。
掲載: 2018/12/23
Data
  1. 所在地:山口県山口市湯田温泉
  2. 源泉名:ミックス泉
  3. 入浴 :2018年4月
  4. 泉質 :アルカリ性単純温泉
  5. 泉温 :源泉63.1度
  6. PH :9.2
  7. 蒸発残留物:0.611g/kg
  8. ラドン含有量:4.9×10-10Ci/kg
  9. 形態 :足湯 男女混浴
  10. 効能 :自律神経不安定症、不眠症、うつ状態など
  11. 脱衣所:なし
  12. 開放度:☆☆☆
  13. 清潔度:☆☆☆
  14. 気軽度:☆☆☆☆☆
  15. 人気度:☆☆☆☆
  16. 景色 :☆☆☆
  17. 総合評価:☆☆☆