1. トップページ
  2. 温泉天國のススメ
  3. 旭九十九里温泉・かんぽの宿旭

千葉県

あさひくじゅうくりおんせん・かんぽのやどあさひ

旭九十九里温泉・かんぽの宿旭

雄大な景色の中にポツンと佇む巨塔と大きなドーム
九十九里浜は千葉県の東部、銚子から大東の間に広がる日本最大の砂浜です。九十九里とは言っても実際には66キロほど、とてつもなく大きな砂浜です。その北部、銚子の手前にある旭市の海岸近くに「かんぽの宿旭」があります。全室オーシャンビューを謳う、大きなリゾートホテルです。周囲には高い建物が他にないので、とても目立った存在です。前々から気になっていて、いつか宿泊で来ようと思っていたのですが、なかなか機会がないので日帰りで入浴に訪れることにしました。辿り着くと、やはりとても目立つ大きなホテルで、堂々とした佇まいです。薄い黄色というかベージュ色をした大きな建物と、その隣にドーム型の丸い建物がありました。丸い建物側には「日帰り入浴入口」と書かれています。どうやら専用の入口があるようです。館内に入るとシューズロッカー、そして受付がありました。浴場はそのすぐ先にありました。脱衣場は鍵の架かるスチールロッカーが並びます。ちょっと年季が入っているような気もしますが、とてもゆったりとした広い脱衣場です。手前側には洗面台、奥の方に行くと小さな休憩間がありました。浴室はタイル張りのとても明るい雰囲気のところです。右手前にボディソープ、シャンプー、コンディショナーの用意された洗い場、左側には沢山の湯舟が並んでいます。それにしてもここの浴場はすごいです。何がすごいって、クアハウス的に様々な効果浴が並んでいるのです。お腹に当てるのやら、肩をマッサージするもの、背中を揉み解すものなど、ジェットやバブルを活用したいろんな美容浴がありました。けっこうゆったりとしているので、キャパはそれなりにありそうです。そしてこれらは無色透明の湯ですが、その隣には薄い山吹色をした湯があります。こちらは浅瀬から段々と深くなっていくバリアフリーの湯舟と、寝湯がありました。わりとずっしりとのしかかるような重たい湯で、うっすらと柔らかいモール臭がありました。舐めてみるとマロヤカな塩味があります。塩分を豊富に含んだ湯のようです。浸かると微妙にツルッとした浴感もあって、とても感触のいい湯です。外に出ると露天風呂もありました。こちらは坪庭に湯舟がひとつだけです。空は開けていますが、高い塀もあるのでそんなに開放感があるわけではありません。こちらも薄い山吹色をした温泉のようです。寒い時期だったのですが、とても天気が良くて気持ちよく浸かることができました。ちなみに、ホテル側の10階にも展望風呂というのがあるそうです。こちらは宿泊者専用となっていて、日帰り入浴客は利用できません。海を見下ろしての入浴となるので、さぞかし景色が綺麗なことでしょう。やはり宿泊で利用してみるべきだったでしょうか、機会があれば次は宿泊で来ようと思います。浴後は大きな休憩間やレストランなども利用できます。少々料金は高めですが、ゆっくりと過ごせるところなので、じっくりのんびりと寛ぐのがいいでしょう。
掲載: 2019/09/15
Data
  1. 所在地:千葉県旭市仁玉
  2. 入浴 :2019年1月
  3. 泉質 :ナトリウム-塩化物強塩冷鉱泉(中性・高張性・冷鉱泉)
  4. 泉温 :源泉22.5度
  5. 湧出量:毎分210リットル
  6. PH :7.33
  7. 蒸発残留物:27.325g/kg
  8. 形態 :公共の宿 男女別
  9. 効能 :切り傷、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病など
  10. 露天風呂:あり
  11. 開放度:☆☆☆
  12. 清潔度:☆☆☆☆
  13. 気軽度:☆☆
  14. 景色 :☆☆
  15. 総合評価:☆☆☆