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山形県

ざおうおんせん・ろばたのあしゆ「くつろぎのゆ」

蔵王温泉・ろばたの足湯「寛ぎの湯」

独自源泉が掛け流し、無料開放された寛ぎの足湯
蔵王温泉は山形県山形市、蔵王連邦の西麓にある老舗の温泉地です。温泉地の歴史はとても古く、日本武尊が東征の際に従軍した吉備多賀由が発見したとの伝承があるそうです。西暦110年頃の開湯というので、1900年以上の歴史があるということになりますね。また、歴史が古いだけでなく、人気のある温泉地で、特に冬場はスキーのメッカとして多くのスキーヤーで賑わう活気ある温泉地です。温泉街を歩いていると、あちらこちらで見かけるのが「ジンギスカン」料理。羊肉を使ったあの料理ですね。北海道の郷土料理のイメージが強いのですが、蔵王温泉ではジンギスカン料理発祥の地を謳っているようで、あちらこちらで食べられます。ジンギスカン料理の発祥については諸説あるようですが、とても古くから食べられているそうです。そんな名物料理を美味しく食べられるのが「ろばた」です。小さな宿も併設した食事処で、湯の香通りのすぐ近くにあります。そしてその店の目の前には無料開放された足湯施設があります。私設の足湯ですが、屋根もついた本格的なもので、とても使い勝手の良さそうなところです。また、壁には大きく「足湯」と書かれていて、「寛ぎの湯」と命名されていました。とてもセンスのいい雰囲気です。細長く大きな湯舟に木製の座面がついたもので、青白い湯がトロトロと流れています。今回はまだまだスキーシーズン真っ只中の3月中旬に訪れましたが、ほんのちょっとぬる目に感じる湯でした。ここの源泉は施設内にある独自源泉で、加水なしの掛け流しで利用されているとのこと。道路側の湯舟の中から突き出たパイプの先からチョロチョロと湯が流れています。硫化水素の香りが漂う、とても綺麗な硫黄泉です。一見すると青白い印象があったのですが、湯はほとんど無色透明です。湯舟の中には底や壁に湯の華がこびりついていて、太陽の光を浴びてキラキラと輝いています。注がれる湯はそこそこ温度がありますが、投入量が少ないので外気で冷まされているようです。もうちょっと熱くてもいいのかなと思いました。ちなみに店舗ではタオルも販売されているので、たまたま通りかかっても気軽に利用することができるようです。食事のついでに足湯を利用するのもいいでしょう。
掲載: 2019/09/17
Data
  1. 所在地:山形県山形市蔵王温泉
  2. 源泉名:ろばた源泉
  3. 入浴 :2019年3月
  4. 泉質 :酸性・含鉄・硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物温泉
  5. 泉温 :源泉48.6度
  6. PH :2.0
  7. 蒸発残留物:2,933mg/kg
  8. 形態 :足湯施設 男女混浴
  9. 効能 :アトピー性皮膚炎、表皮化膿症、慢性湿疹、きりきずなど
  10. 脱衣所:なし
  11. 開放度:☆☆☆
  12. 清潔度:☆☆☆
  13. 気軽度:☆☆☆☆☆
  14. 景色 :☆☆☆
  15. 総合評価:☆☆☆