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長野県

ひしのおんせん・やくしかん

菱野温泉・薬師館

爽快感半端ない。温冷交互入浴でリフレッシュ
菱野温泉は小諸駅からクルマで15分ほど、浅間山に向かう途中の山の裾にある小さな温泉地です。800年の歴史がある老舗の温泉とのことですが、薬師館、常盤館のふたつの旅館からなる静かなところです。薬師館は常盤館よりも少し上にあって、「上の湯」と呼ばれているそうです。やや小ぢんまりとした印象のある宿ですが、大正ロマンを感じるレトロモダンな雰囲気がとてもおしゃれです。館内に入るとロビーなんかも優雅な雰囲気があり、奥には薪のストーブがあって落ち着いた大人の雰囲気を感じます。今回は正月休みを利用しての宿泊です。暖冬のせいか雪はないながらもそれなりに気温が低いので、この薪ストーブの温もりがとてもありがたかったです。ロビー脇にはシャンプー類がたくさん用意されています。いろいろな市販の銘柄が並んでいるので、好きなものを選べるというのは、面白いサービスですね。正面突き当たりの左奥へと行くと浴場があるとのことで、そっそく入浴の準備をします。浴場に向かう通路への入り口付近には、何やら謎の四角い木箱があります。箱の上面はカラスになっていて、中を覗き込むことができました。中は少し深くなっていて、井戸のような感じです。底の方にはオレンジ色の湯の華っぽいものと、水があるのがわかります。もしかしてこれは源泉のひとつなのでしょうか? 浴場へは洞窟状の通路を進んでいきます。そんなに距離があるわけではないのですが、意外と長い通路です。遺跡の中を探検しているような気分が味わえる通路です。奥までいくと浴場入口がありました。脱衣所は小ぢんまりとしていて、古びたというかそれなりに年季を感じます。玄関周りのような華やかさはありません。浴室に入るとまずは洗い場、そして主浴槽がありました。洗い場には備え付けのリンスインシャンプーとボディソープがあります。湯舟は三段あり、それぞれ温度が違うと書かれています。一番上の段は41度、二番目は32度、三番目は14度とありました。ん?14度って水じゃん。ということで、何だか怪しい温度設定です。まずは体を洗い、一番上の湯舟に入り体を温めることにしました。ほとんど透明ながらも微妙に白濁している感じの湯です。少し汗ばんできたところで二番目のに入ろうとすると、けっこう冷たく感じます。どうせ冷たいならと三番目のに入ってみます。ヒャーッとするも、体が温まっているので何とか全身浸かれる感じです。真冬にこんな冷たい水風呂に入るのは、尋常ではないです。そんなわけで、そんなに長くは入っていられません。でも、この水風呂が一番温泉らしさを感じるのです。まずは鉄分の香りがプンプンと漂い、水の流れ出るところはオレンジ色に変色しています。底にもオレンジ色のモコモコとした湯の華が積もっていました。体がだいぶ冷えてしまったところで、すぐさま二番目の湯舟に浸かります。先ほど冷たいと感じていた二番目ですが、すっごく温かく感じます。そしてまた一番目でゆっくりと体の芯まで温めます。それを何度か繰り返すと、すごく気持ちいいのですが、フラフラになります。かなり体力も奪われている感じですが、リフレッシュ感は半端ありません。ちなみに三番目の湯舟の先には下に向いたガラス窓があり、そこを覗くと真下に鯉がたくさん泳いでいました。なんとこの浴室は目の前の池の上にあるのでした。なんとも不思議がいっぱいの温泉。ここの温泉は地味ながらも、すごく効果を感じそうな、いい湯でした。
掲載: 2020/06/14
Data
  1. 所在地:長野県小諸市菱平
  2. 源泉名:菱野薬師の湯
  3. 入浴 :2020年1月
  4. 泉質 :(温泉資格を有する)
  5. 泉温 :源泉14度
  6. 形態 :温泉旅館 男女別
  7. 露天風呂:なし
  8. 開放度:☆☆
  9. 清潔度:☆☆☆
  10. 気軽度:☆☆
  11. 穴場度:☆☆☆
  12. 異色度:☆☆☆☆
  13. 景色 :☆☆☆
  14. 総合評価:☆☆☆