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静岡県

いなとりおんせん・とくぞうまる あまのあしゆ

稲取温泉・徳造丸 海女の足湯

漁港を眺めながら優雅に足湯を楽しむ
稲取温泉は伊豆半島の東海岸、熱川温泉と河津の中間ぐらいにある温泉地です。ちょこんと突き出た半島に東伊豆最大級の漁港があり、その半島には小さな民宿から大型の旅館・ホテルまで、たくさんの宿泊施設や商業施設があり、とても活気ある温泉地です。温泉の歴史は意外と浅く、昭和31年(1956)開湯とのこと。ちょうど高度成長期に合わせて大きく育った東伊豆でも大きな温泉地のひとつです。そして稲取といえばやはり新鮮な魚介類の宝庫です。大きな漁港があれば、それに合わせて豊富な海の幸が陸揚げされているわけです。付近には新鮮な海鮮をいただけるお店がたくさんあります。その中でも特に有名なのが「網元料理 徳造丸」です。伊豆の各地に食事処や海鮮のお土産店を展開する網元です。その本店が港の目の前にあり、平日でも行列のできる人気店となっています。そのお店が提供しているのが、この無料で利用できる足湯施設「海女の足湯」です。最初に足湯の存在を知って、いつかそこに行きたいなぁと思っていたところ、魚介系のランチを食べたいと定食屋を探して付近を通りかかったので、一度にその両方が叶いました。足湯施設は店舗から少し離れた場所にあります。食事の順番待ちの際に利用してきました。足湯は想像していたものよりもずっと立派なものです。まるで店舗のような大きな看板と店構えが、「えっ、ここは何?」と通行人を驚かせます。入り口には暖簾がかかっていて、中には大きな足湯があります。足湯は正方形に近い湯舟と、それを囲むように外側に浅い湯舟がありました。浅い湯舟は歩行浴になっているようです。歩くと足の裏が刺激されるように底には突起物が埋め込まれていたりと、変化に富んだ足湯です。ただ、三月中旬ということもあったのか、かなりぬるかったです。中央の湯舟はそこそこ温かいのでじっくりと足湯を楽しめます。お湯は無色透明ながらもつるっとした滑らかさがあり、それでいてあっさりとした感じです。のんびりと足湯をしながら食事の順番を待っていたのですが、あまりにも気持ちよすぎてそのまま足湯で食事をしたくなるぐらい落ち着いた雰囲気です。周囲の壁もとても風情のある昔の番屋のような感じで、また、昔の海女さんの写真がパネルで掲示されているなど、情緒あふれる佇まいです。また、正面はすぐ港です。海や船を眺めながら贅沢な時間を過ごすことができました。そして食事の方はまたこれも豪華。見た目にもインパクトのあるメニューが目白押しで、非常に満足度の高い食事です。なるほど行列を待ってでも食べたくなるのも納得でした。
掲載: 2020/07/27
Data
  1. 所在地:静岡県賀茂郡東伊豆町稲取
  2. 源泉名:稲取温泉観光2号源泉(稲取7号)
     稲取保養所温泉(稲取8号)
     稲取温泉観光4号源泉(稲取22号)
     稲取温泉観光1号源泉(稲取28号)
     及び井水の混合泉
  3. 入浴 :2020年3月
  4. 泉質 :ナトリウム・カルシウム-塩化物泉(低張性・中性・高温泉)
  5. 泉温 :源泉63.1度
  6. PH :7.46
  7. 成分総計:3.160g/kg
  8. 形態 :足湯施設 男女混浴
  9. 効能 :神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばりなど
  10. 開放度:☆☆☆
  11. 清潔度:☆☆☆
  12. 気軽度:☆☆☆☆☆
  13. 異色度:☆☆☆
  14. 景色 :☆☆☆
  15. 総合評価:☆☆☆