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青森県

いかりがせきおんせんきょう・せきのしょうおんせん

碇ヶ関温泉郷・関の庄温泉

道の駅に併設された青森ヒバ造りの湯
青森県の南部、秋田県との県境に近い国道7号線沿いにある道の駅「いかりがせき」。そこに温泉施設があるというので、立ち寄ってみました。道の駅に温泉施設があるというは、旅行者にとっては大変重宝できるもの。特に車中泊をする人たちには、これぞ道中のお風呂になるわけです。どこの道の駅でも、温泉浴場があると全国各地の人たちが入り混じる坩堝(ルツボ)と化していたりします。さて、今回はどんな人たちがいるのか楽しみにやってきました。そして道の駅に到着しますが、一見すると温泉施設が見当たりません。トイレにインフォメーション、レストラン、売店があるだけです。あれっ?と思って見渡すと、道の駅の裏側、さらに坂道を登ったところに隠れるようにして温泉施設がありました。今回は真夏のお盆前、夕方に訪れたのですが、駐車しているクルマのナンバーを見ると、関西方面、関東方面、そして地元の方々が入り混じった構成となっているようです。関西の人はドヤドヤって感じで、関東の人は大人しいけどマニアックで何を考えているのかよくわからない感じ(自分を含め)、地元の方はチャキチャキとした方が多かった印象です。温泉施設はけっこう小ぢんまりとしたものですが、時代劇にでも出てきそうなセットのような古風な感じの建物です。館内に入ると受付があり、左奥に浴場入口がありました。脱衣場は割とシンプルな感じで、想像していたよりは狭い感じでしたが、そんなに客も多くなかったので狭くは感じませんでした。浴室もいたってシンプルで、中央に湯舟、両サイドに洗い場があり、入口脇には小さなサウナもありました。洗い場はカランとシャワーがありますが、ボディソープなどの石鹸類は用意されていないので、各自で持ち込む銭湯スタイルです。料金がとても安いので、まぁ、そんなところでしょうね。湯舟は手前と奥とでふたつに区切られています。区切られているといっても、簡易的に仕切られていて、穴は開いているので、同じ湯です。ただ、手前側にはジャンジャンと新しい湯が注がれているので、奥側の方が少しぬるい感じでしょう。湯舟は青森県らしく、ヒバ造りになっているそうです。木目のしっかりとしたした木材が使用されていて、確かに温かみを感じます。やはり木造の湯舟って一味も二味も違い、なんだかとってもホッとする感じです。自宅でも木製の湯舟が欲しいなと思うくらい好きなんですけど、なかなかそうはいかないから、こういうところでヒバ造りの湯舟とかがあると、嬉しくなっちゃいます。また、湯舟は外側の方が浴室を突き出た感じに出っ張ったつくりになっています。露天風呂ではないのですが、ガラス張りになっているので、内湯ながらも露天風呂っぽさを感じるようになっているのでしょうか。しかしながら、窓の外はすぐに塀があるので、眺望も景色も楽しむことはできないのは残念です。お湯はクリアながらもちょっと黄色っぽく色付いています。とても薄〜い山吹色って感じでしょうか、ほんのかすかな薄い色です。そしてツルツルとした浴感も感じられます。アルカリ性の湯ということで、肌がツルツルと滑らかに感じます。浴後は指紋が無くなってしまったのかと思うくらいツルツルの肌になりました。碇ヶ関は温泉の街としてひそかに人気のあるところ。周囲にも個性的な温泉が点在しているので、温泉好きにはたまらないスポットです。そこにこのように利便性の高い温泉施設があるというのは、とてもありがたいことです。是非、こちらに旅行の際には立ち寄って温泉を堪能していただければと思います。
掲載: 2022/04/11
Data
  1. 所在地:青森県平川市碇ケ関碇石
  2. 源泉名:高田温泉
  3. 入浴 :2021年8月
  4. 泉質 :アルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性温泉)
  5. 泉温 :源泉38.4度
  6. PH :8.7
  7. 形態 :日帰り温泉施設 男女別
  8. 効能 :筋肉・関節の慢性的な痛み又はこわばり、冷え性、疲労回復など
  9. 露天風呂:なし
  10. 開放度:☆☆
  11. 清潔度:☆☆☆
  12. 気軽度:☆☆☆☆
  13. 素朴度:☆☆☆
  14. 異色度:☆☆☆
  15. 景色 :☆☆
  16. 総合評価:☆☆☆