熊本県

やまがおんせん・びじねすゆやど　いずみ

山鹿温泉・ビジネス湯宿 湶

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熊本県の山鹿温泉にやってきました。ここは熊本県内でも観光客に人気の温泉地のひとつ。街中にある温泉地なので、とても賑やかな印象があります。この山鹿温泉は歴史も古く、平安の時代にはすでに利用されていたようで、江戸時代には宿場町として賑わったそうです。山鹿温泉は幹線道路沿いにあるので、アクセスのとても便利なところですが、そのためかついつい素通りしてしまうこともあり、以前にも何度か訪れていますが、宿泊で訪れたのは今回が初めてです。今回は予算の関係上、安くあげようと見つけた宿が湯宿湶です。元々は小さな旅館だったようですが、全国チェーンの傘下に入ったようですね。そんなわけで、とても利用しやすくなり、とてもありがたいです。場所はバスターミナルのすぐ近くです。これほど便利な場所にあるのに、すごく地味でひっそりとした雰囲気がまた魅力的です。宿に着くと宿の前にはトロトロと源泉が注がれています。いちおうこれは手湯なのでしょうか？源泉が流れているというのは、湯量も豊富な証拠です。こういう宿は期待が持てます。さっそくチェックインを済ますと、館内利用の案内がありました。浴場は18時から利用できるのですが、ぬるいのでよければ今からでも利用できますよとのこと。現在の時刻は16時過ぎです。どういうことかというと、山鹿温泉は源泉温度がとても低く、通常はそのままのかけ流しとなっているそうですが、夕方以降は入浴に適した温度に加熱するとのことでした。なるほど、なら加熱なしのピュアな温泉が楽しめるということですね。さっそく浴場に向かうことにしました。浴場は１階の廊下の突き当りにありました。小ぢんまりとした宿なのですが、それなりに浴場は広めのようです。脱衣所には棚にカゴ、そしてマッサージチェアなどもあり、わりとゆとりを感じました。浴室に入るとタイル張りのシンプルな浴室ですが、左右に湯舟がありました。右側には大きな湯舟で、左側には小さな湯舟です。そして洗い場も２基ずつ２箇所にありました。まずは体を流そうとシャワーを浴びますが、いきなりツルツルと滑らかな感触があります。なんとシャワーも源泉を利用しているようです。山鹿温泉はこのツルツルとした浴感が特徴的ですよね。体を流したところで湯舟に向かいます。湯舟はどちらも大量に湯舟から湯が溢れて床を流れています。本当にかけ流しなんですね。すごく贅沢な印象です。湯舟に浸かると温度はかなりぬるいなって感じです。体温よりも少し高い程度でしょうか。このときは夏場のめちゃくちゃ暑い日だったので、むしろこれくらいの方が気持ちがいいです。しかもこの感触ですから、長湯するのにもちょうどいい温度です。加熱なんかまったく不要な時期なので、とにかく気持ちいいですね。湯は無色透明ですが、このツルツル感は罪ですね、肌がうっすらと膜を張っているかのような滑らかな感じで、ぬるいのでいつまでも浸かっていられます。あまりにも気持ちよすぎて、寝てしまいそうなくらいです。大きい方の湯舟は少し黄色っぽいようにも見えますが、これはタイルの色のせいのようで、実際には無色透明の綺麗な湯です。そして小さい方の湯舟も同じようにぬるいツルツル湯なのですが、夕方に訪れると、大きい方が加熱で、小さい方は源泉そのままになっていて、使い分けているようでした。真夏だからこそ最大限にこの温泉を堪能できる気がします。すっかり気に入ってしまい、何度も繰り返し入浴したのは言うまでもありません。

掲載: 2022/12/02

Data

1. 所在地:熊本県山鹿市泉町
2. 入浴　:２０２２年７月
3. 泉質 :アルカリ性単純温泉
4. 泉温　:源泉36.3度
5. ＰＨ　:９．４１
6. ラドン含有量:7.66×10^-10Ci/kg
7. 形態　:温泉旅館　男女別
8. 効能　:神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばりなど
9. 露天風呂:なし
10. 開放度:☆☆
11. 清潔度:☆☆☆
12. 気軽度:☆☆
13. 穴場度:☆☆☆
14. 素朴度:☆☆☆☆
15. 景色　:☆
16. 総合評価:☆☆☆☆