岐阜県
おおしらかわおんせん・しらみずのゆ
大白川温泉・しらみずの湯
山里の静かで優雅な景色を楽しむ
国道156号線を郡上方面から白川郷方面へと走ると、途中でダム湖の脇をクネクネと蛇行しながら隧道を進んでいくので、けっこう運転には気を遣います。そんなわけで途中で休憩をしようと「道の駅飛騨白山」に立ち寄ってみました。するとその道の駅には足湯があり、さらに奥には日帰り温泉施設がありました。この先の白川郷まで行く予定だったのですが、もう疲れちゃったし今日はこの辺で区切りをつけようかと、その温泉施設に行くことにしました。ここは大白川温泉「しらみずの湯」です。もう夕暮れというか、陽も暮れた頃にお邪魔しました。道の駅に併設するようにある施設なので、わりとモダンというか近代的な温泉施設のようです。入浴の際にはシューズロッカーの鍵と引き換えに脱衣所のロッカーキーを受け取るシステムとなっていました。館内は食事処があるなど、まさに日帰り温泉施設です。けっこう山の中の印象があったのですが、しっかりとした規模の普通の温泉施設ですね。けっこう新しく綺麗でモダンな印象です。脱衣場はロッカーが並びますが、それほど数があるようではないので、中規模といったところでしょうか。そのわりに浴場はそこそこ広めです。浴室は入口を回り込んだところに洗い場があり、そして正面には寝湯、桧風呂、大きな主浴槽と並んでいます。体を流してさっそく湯舟に浸かりますが、湯は無色透明の見た目には何の変哲もない湯です。ところが、しっかりとしたツルツル感のある滑らかな湯です。脱衣所にある温泉分析表によると弱い硫化水素臭があるとのことでしたが、浴室や湯の注ぎ口では確認することはできませんでした。お湯はちょっと熱めの湯となっていて、桧風呂はさらに熱く感じました。さっぱりとした熱さなので、すごく気持ちのいい温度ですが、長湯には向きません。外には露天風呂が広がります。露天は内湯よりも少し低い位置にありました。ゆったりと広くなったスペースの手前側に大きな岩風呂があります。夜間だったので外の景色はあまりよく見えなかったのですが、すごく開放的な雰囲気です。おそらく付近の里山の景色を眺めることができるのではないでしょうか。湯舟は岩風呂で、大小の岩が不規則に並んでいるので、そのゴツゴツとした質感を味わいながらじっくりとお湯を楽しめます。また、内湯にくらべてだいぶ温度がぬるめなので、露天では長湯も可能です。春先の爽やかな風の中、露天風呂が非常に気持ちよくて、ついつい長湯になってしまいました。でも、ぬるいわりにはしっかりと汗が出て、体もよく温まるので、それなりの温泉の効果はありそうです。今回はゴールデンウイークの真っ最中に訪れましたが、夜間になるとだいぶ利用者は減るようです。そんなに遅くまで営業しているところではありませんが、場所柄、そんなに夜遅くまで利用する人はいないのでしょう。おかげさまでのびのびと利用させていただきました。
掲載: 2023/07/30
Data
- 所在地:岐阜県大野郡白川村平瀬
- 源泉名:大白川2号泉、大白川3号泉及び地下水の混合泉
- 入浴 :２０２３年５月
- 泉質 :ナトリウム-塩化物温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)
- 泉温 :源泉66.2度
- ＰＨ :７．７
- 密度 :1.002
- 蒸発残留物:990mg/kg
- 形態 :日帰り温泉施設 男女別
- 効能 :切り傷、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病など
- 露天風呂:あり
- 開放度:☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆☆
- 地元度:☆☆☆
- 人気度:☆☆☆☆
- 景色 :☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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